多目的ホール前で書道と美術(写真上)、研修室で工作と自由研究、文芸(同下)の入賞作品が展示されている =未来創造センター

市民文化祭 個性豊かな入賞作展示

 第17回市民総合文化祭(主催・市文化協会など)の児童生徒展が29、30の両日、未来創造センターで開かれている。書道・美術は多目的ホール前、工作と自由研究、文芸は研修室での分散形式。5部門それぞれで個性豊かな入賞作が展示されている。会場には親子連れなど多くの人が鑑賞に訪れており、「レベルが高くて感動した」「子どもらしい感性の作品が素晴らしい」といった声が聞かれた。児童生徒の表彰式は12月に開かれる予定。


 児童生徒の展示が行われている未来創造センターでは、一般5部会の展示会も同時開催されているほか、多目的ホールでは「詩(ことば)の祭典」も開催。展覧会を鑑賞する来場客や祭典出席者など、大勢の人が文化芸術に親しんだ。
 平良在住の70代女性は「子どもたちの豊かな感性が表現されていてとても素晴らしい。こうした作品を見ていると、自分も素直な気持ちで作品を作ってみたくなる」と話した。
 初めて児童生徒展を見に来たという平良の30代女性は「子どもの視点で感じたことを作品に落とし込んでいることがすごく伝わってくる。工作もきれいで創意工夫がされている」と感心した様子だった。
 本島中南部の西原町からいとこの家に遊びに来ているという中学2年生の女の子は「自由研究や工作をこうやって大規模に展示しているのを初めて見た。作品も個性的でとてもレベルが高くて感動した」と述べた。
 従来の児童文化展では応募作品が全て展示されていたが、今回は他の催しとの兼ね合いなどもあり入賞作品のみになったという。「せっかく子どもたちが頑張って制作したのだから、全部を展示するよう工夫してほしかった」と指摘する意見もあった。
 一般・児童生徒の部ともに、最終日の30日は午後5時までの開場。市民文化祭は郷土史部門が11月3日に平良地区の史跡巡りを、舞台部門が12月18日に未来創造センターでこどもシアターを予定している。申込、問い合わせは市文化協会(79・5880)まで。

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