約3000鉢の花で作られた牛の顔=市熱帯植物園
植物園に花絵で大きな牛の顔
宮古島市農林水産部みどり推進課は14日、市熱帯植物園に「丑年」にちなみ大きな牛の花絵を制作した。花いっぱい運動の一環として約3000鉢を使って牛の顔を表現しており、2月頃には満開になるという。同課では花文字で「2021 コロナ うしル モォォ~」も作っており、植物園を彩るとともに訪れた人たちを楽しませいる。
花絵は芝生の広場にあり、タテ10㍍、ヨコ8㍍で赤や白、ピンクのベゴニア、オレンジのマリーゴールドの鉢を並べて牛の顔を描き、ニューギニアインパチェンスの花壇を「輝く太陽」に見立てている。同課の根間正三郎次長兼課長は「花いっぱい運動と植物園の彩りづくりとして取り組んでいる。丑年に皆さんが輝いてほしい」と話した。
市内下地から訪れた女性は「見てすぐに牛と分かった。天気が悪い中、こんなにたくさんの花を育てるのは大変だったと思う。見ているとすごく良い気分になって癒される」と牛の花絵を眺めていた。
また「2021 コロナ うしル モォォ~」は新型コロナの終息を願い、ベゴニア約1500鉢で作られている。「うしる」は宮古方言で「無くなれ」を意味し、嘆きを強調するため「モォォ~」を長く伸ばしている。以前、作った花の市章もこれから花が咲いて色づいてくるという。