平良港に「海上ローカルルール」施行 水上バイクなど速度制限 事故抑止へ安全向上図る
宮古島市は、1日から平良港周辺の海域に船舶や水上バイクなどの航行速度を制限する「平良港ローカルルール」を施行した。平良港の危険運航を抑止し安全性の向上が目的。1日の部局長発表で下地睦子建設部長は、特定の海域に基点を設定し動力・非動力を問わず全ての海上移動体を対象に速度制限を設けたと説明。「市民の皆さんが安心して平良港を利用できる環境づくりに協力いただきたい」と呼びかけた。
ローカルルールは近年、水上バイクなどの事故多発や危険運航の報告が増えていることに漁業者やダイビング業者、マリンアクティビティ業者、釣り人、市民らから危険という苦情と対策を求める声が多く上がったため定められた。対象は船舶や水上バイクなど動力、非動力を問わず海上を移動するすべての移動体となっている。
平良港のエリア内では、時速15㌔(8ノット)以下、または時速8㌔(4・3ノット)以下での通過を求めている。パイナガマビ―チは設置されたブイの内側は水上バイクなどの乗り入れを禁止にしている。
パイナガマビーチの一部に指定した事故防止重点区域への乗り入れは「宮古島市水上オートバイ等の安全な利用促進に関する条例」に基づき禁止している。違反した場合は、乗り入れると20万円以下の罰金、危険行為は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。
同重点区域以外の平良港ローカルルール指定のエリアについて罰則はない。だがエリア内で今後、事故の危険運航報告が増えていくような状態が確認されれば平良港内の安全を保つために罰則付きの条例を検討する可能性があるという。

市では今後、ホームページや公式LINEなどを通じて周知を図る方針だ。市港湾課の担当職員は「宮古島海域では水上バイク、プレジャーボートなどに経験の浅い人がたくさん乗っている。その人たちに、このエリアはどのくらいの速度で走ると安全だということを広めて平良港内の安全性を高めていきたい」と話した。


