出馬する意向を正式に表明した古謝氏
=23日、中小企業振興会館
前那覇市副市長の古謝玄太氏が出馬表明 「沖縄つなぎ次の段階へ」
沖縄県政を巡り、前那覇市副市長の古謝玄太氏(42)が23日、中小企業振興会館で記者会見を開き、秋の沖縄県知事選挙へ出馬する意向を正式に表明した。会見では、沖縄の将来像として「沖縄を守る」「沖縄を開く」「沖縄をつなぐ」の3つの柱を掲げ、物価高や離島振興などの課題に取り組む姿勢を示した。今後の選挙戦に向けた基本的な考え方と方向性を明らかにした。
会見で古謝氏は、出馬の理由について「誰もが挑戦できる環境があれば沖縄はもっと面白くなる」と述べ、これまでの経験や知見を生かし県政に取り組む考えを示した。その上で「培ってきた経験と人脈を生かし、沖縄の可能性を最大限に発揮させたい」と強調した。具体的な政策については後日発表するとし、今回は理念や方向性の提示にとどめた。
政策の柱としては、県民の生活や健康、防災体制の強化を掲げたほか、物価高騰への対応や構造的な物流コストの課題解消に言及した。また、安全保障を巡っては「賛成か反対かの二択ではなく、現実的な議論が必要」と述べ、負担軽減と抑止力の在り方について検討する姿勢を示した。
経済分野では、観光の高度化や新産業の創出、交通渋滞対策、離島振興を挙げ、「沖縄の強みを生かし世界に開く」と説明。離島については人手不足や物流コストの課題に触れ、「地域の特性を生かした産業づくりを進める」とした。さらに、県政と市町村、経済界などの連携強化を重視し、「沖縄全体の力を一つにまとめる」と述べた。
質疑では、選挙の争点について「県民一人一人が判断すべきもの」との認識を示し、現職が出馬した場合には「これまでの県政の継続か、新たなビジョンかが問われる」と述べた。宮古を含む離島振興にも力を入れる考えを示し、関係自治体との対話を重ねながら課題解決に取り組むとした。


