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佐和田の浜でコウノトリ「みこと」死ぬ 釣り糸絡まり衰弱 市教委、マナー遵守呼び掛け

 伊良部の佐和田の浜で13日、国特別天然記念物のコウノトリ1羽が死んでいるのが見つかった。死んだのは個体識別番号J0305(愛称・みこと)。嘴(くちばし)に釣り針が刺さり、脚に釣り糸が絡まったことによる衰弱死とみられる。現場は残り2羽の貴重な餌場となっており、市教育委員会は同様の事案を防ぐため、釣り具の持ち帰りなどマナーの徹底を強く呼び掛けている。
 生涯学習振興課によると、同日午前9時30分ごろ、宮古野鳥の会の会員から連絡があり、午前10時ごろに職員が現場で死亡を確認、午後0時20分に個体を回収した。現在は市総合博物館で冷凍保管されている。
 「みこと」は2020年に兵庫県豊岡市で誕生したメス。死亡個体を調査したところ、嘴の中に釣り針が1つ刺さっていたほか、左脚に釣り糸が絡まり、その先にはサンゴ石が付着していた。これらが採餌や移動の妨げとなり、体力を奪ったものと考えられている。
 佐和田の浜は、日頃から3羽のコウノトリが飛来する餌場として知られている。同課文化財係は「今回のような事案が残る2羽にも及ぶ可能性がある」と危惧。環境保全への協力を求めている。

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