豊かな感性、言葉に託し 第1回「地球さんご賞」授賞式 與那覇さん(久松小)ら入賞
「水」「いのち」「地球」をテーマに、子どもたちが自然へのまなざしや郷愁を綴(つづ)る「第1回地球さんご賞南の島小・中学生作文コンクール」(地球さんご賞南の島実行委員会主催)の授賞式が1日、市未来創造センターで開かれた。宮古島から応募された約40作品の中から、最優秀賞に選ばれた與那覇晏理さん(久松小4年)ら入賞者が表彰され、自身の作品を瑞々しい感性で朗読。與那覇さんの「カバマダラとの夏」は、九州ブロックおよび全国本部でも最優秀賞に選出される快挙となった。
同コンクールは、直木賞作家の安部龍太郎氏が創設。昨年、宮古島でも次世代へ環境への想いをつなぐ目的で発足した。今回は全国9カ所から計4801作品の応募があった。
式典で高橋大輔実行委員長は「どの作品からも、子どもたちが真剣に未来を見つめる姿が伝わった。この活動が環境を考えるきっかけになれば」とあいさつ。宮城克典教育長は「言葉を大切にする人は他人の痛みにも敏感になれる。これからも小さな変化に気づく心の目を大切にしてほしい」と祝辞を述べた。

地球さんご賞本部最優秀賞(創設者安部龍太郎賞)九州ブロック最優秀賞にも選ばれた與那覇さんは、理科の授業をきっかけにカバマダラの幼虫を観察し、餌となるトウワタが減少している現状に触れながら「命を羽化させた喜び」と「自然を守る大切さ」を堂々と朗読した。
受賞後には「たくさんの賞をもらえてうれしい。気になっていたチョウのことを作文にした」と笑顔を見せた。
会場では、優秀賞を受賞した東文孝さん(久松小4年)、渡辺楓花さん(東小4年)、砂川愛実さん(西辺中1年)も登壇し、それぞれの視点で描いた環境への提言を披露。ゲストライブではヴァイオリニストの亀井友莉さんとピアニストの室井悠李さんが共演し、美しい音色で受賞を祝った。
また、ホール前には受賞作やアート作品も展示され、来場者は子どもたちの紡いだ言葉に熱心に見入っていた。



