発足後に会見した清水さん(左から4人目)ら
=23日、平良港ターミナルビル2階・小研修室
自衛隊訴訟を支援する会発足 前隊長比嘉氏、国提訴へ
昨年8月に行われた陸上自衛隊宮古島駐屯地の新隊員徒歩防災訓練中に当時宮古警備隊長だった比嘉隼人氏から恫喝(どうかつ)を受けた市民2人が比嘉氏と国を相手に国家賠償請求訴訟を行う。23日には平良港ターミナルビル2階小研修室で「市民への恫喝をゆるさない宮古島自衛隊訴訟を支援する会」が発足。長濱幸男さんら5人が共同代表に就いた。
恫喝を受けた清水早子さんは「私たちが原告となり基地の外で軍事訓練を行う自衛隊のあり方、暴力的な体質を問う裁判になる。国家賠償請求訴訟だが賠償を求めることが目的ではなく、裁判の過程で問題を明らかにしていきたい」と決意を語った。
上里清美さんは「自衛隊の隊長が新隊員の前で市民を恫喝する行為は許されないことであり、あってはならない。(比嘉氏には)謝ってほしいが、ここに至っても謝りがないのは残念」と話した。
長濱さんは「国家権力の一員が市民を恫喝して謝らない。これに黙っていては反戦平和運動が抑えられる危険性がある。憲法で言えば国民主権、表現の自由を押さえつける行為になるので声を上げなくてはならない」と強調した。
共同代表の上里樹さんは「(政府から)憲法改正の話が出るなかで憲法をしっかり守っていく立場からもタイムリーな戦いになる。憲法を擁護する全ての市民、全国の方々と連帯で戦いを進めていきたい」と話した。
清水さんらは、3月13日に那覇地方裁判所平良支部に訴状を提出する。その後那覇市の県庁記者クラブで会見する予定。同支援する会は文民統制と民主主義を守り、憲法が保障する表現の自由と基本的人権の確保に貢献することを目的に原告2人を支援する。
裁判に向けて市民らに幅広く賛同の入会を呼び掛けている。入会申し込みは電子メールterutogon@gmail.comでできる。


