がんずぅスタイル健康づくりリレー連載 第126回

「健康」で「幸せ」であり続けるには!
宮古島商工会議所 与那覇 隆(よなは たかし)

 宮古地区の働き盛り世代の皆様へ健康情報をお届けするため、毎月1回リレー方式で記事を書いています。今回は宮古島商工会議所です。
 令和8年がスタートしました。60年に一度の丙午と言われ、火の要素を二重に持つことから情熱的で新しいことにチャレンジするなどエネルギシュで物事が好転する年と言われています。
さて、これまで健康経営やウェルビーイングの話をしてきましたが、今回は、幸せ・健康をテーマに考えてみたいと思います。
 「幸せ」は、いつの時代においても人間の重要なテーマとして、さまざまな思考・宗教、哲学を通じて知恵を蓄積しながら実践してきました。人間以外の動物は「現在・ここ」を生きるのに対し、人は「未来・これから」を重視して生きるという特徴があります。それ故に、今よりもっと豊かになりたいと日々経済成長を目指した活動を行ってきました。ですが、大量生産と大量消費そして利便性と効率性を追求してきた結果、様々な問題が生じています。地球温暖化による環境問題の悪化、経済格差や社会分断の拡大、ITの進化による社会・家族との人間関係の希薄化が進むなど、経済成長だけでは人間の生活は必ずしも豊かになるわけではないこと、そして、持続可能な社会づくりにはつながらないという実態も明らかになってきました。もはや経済成長が最優先という社会は限界がきているのかもしれません。
 人の悩みは、大きく「健康」「人間関係」「お金」という3つのキーワードに集約されます。この中でも特に相互関係が高いのが健康と人間関係の悩みです。幸せの要因で最も重要なのは、他者との良好なつながりであるという研究結果があります。
 では、良好なつながりを保つにはどうしたらいいのでしょうか?気の合わない人との距離、組織での役割、惰性で続く付き合いやしがらみによる疲弊など、多くの人が気づかないうちに「関係の過剰」に振り回されています。情、義務感、世間体など外側の声に引きずられると自分を消耗させることになります。そこでお薦めしたいのが「人間関係の断捨離」です。
 この技法は、単に人間関係を断ち切ることではなく調整すること。つまり、他人といる時間を少し「捨てる」ことで、自分の感覚を取り戻し心のバランスを保つことです。それには、自分の内側の曖昧さに向き合い「何を大切にし、何を手放すべきか」の基準が大事です。幸せかどうかを決めるのは自分自身です。何に囲まれて、どれだけ働き、どんな時間を生きたいのか。その基準を持つことが出来れば、必要以上のことを追う理由は自然と消えていくのではないでしょうか。
 私達は、同じ時、同じ世界に生きていますが、生まれ育った環境、大切にする価値観も異なるため違いが生じるのは当然です。しかしながら、その違いに注目するのではなく、つながりの中で共に生きる社会を共創していくことを考えることが重要です。ここ宮古島市は、2つの空港を有する世界でも稀な離島としてこの先も多くの観光客が訪れる島に変貌していきます。この先の未来が経済優先ではなく、そこで暮らす人々にとってよりよい未来、幸せが続くように新しい年に願いを込めて。
次は、全国健康保険協会沖縄支部へバトンをつなぎます。

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