伊良部長浜のひき逃げ、未解決のまま半年 署員30人動員し再捜査

 市伊良部長浜の県道で発生したひき逃げ死亡事故は19日、未解決のまま発生から半年が経過した。宮古島警察署(新垣健一郎署長)は同日、署員30人を動員し、現場付近での聞き込みや通行車両への検問、チラシ配布などの集中的な捜査活動を展開。いまだ犯人逮捕に至っていない現状を受け、同署は市民に対し些細な情報の提供を呼びかけている。冨山善裕副署長は「半年が経過し、いまだ逮捕に至っていないことに強い危機感を感じている。理不尽に命を奪われた被害者と、心に深い傷を負った遺族の気持ちを胸に刻み、必ず犯人を検挙するという強い決意を持って捜査を継続していく」と述べた。

事故が起きた現場


 事故は昨年8月19日、伊良部長浜の路上で発生。歩行中の住民が車両にはねられ死亡したが、車両はそのまま現場を走り去ったとみられる。同署はこれまで毎月19日には周辺住民への聞き込みや事業所の防犯カメラ確認、大型商業施設での広報活動を継続してきたが、有力な手がかりは得られていないとのこと。
 半年を機に行われたこの日の再捜査では、冨山副署長をはじめとする署員が、レンタカー会社やホテルなどの宿泊施設を巡回。観光客を含めた当時の車両利用状況について改めて情報提供を依頼した。
 現場付近では、通行人や運転手一人ひとりに事故の概要を記したチラシを手渡し、当時の不審な車両や事故後の車体の傷、急な修理依頼などの心当たりがないかを確認。警察では、どんな小さな情報でも寄せてほしいことから、市民の協力が犯人逮捕の大きな鍵となる。

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