• HOME
  • 記事
  • イベント
  • 伝統の手技手触りで きょうまで第16回苧麻糸展示会 宮古上布保持団体コレクション展も同時開催
きょう15日までの2日間、多彩な展示や体験コーナーが繰り広げられる =14日、市歴史文化資料館

伝統の手技手触りで きょうまで第16回苧麻糸展示会 宮古上布保持団体コレクション展も同時開催

 「第16回苧麻糸(ちょまいと)展示会~島で受け継がれる苧麻績みの手技~」と「宮古上布保持団体コレクション展」が14日、市城辺の市歴史文化資料館で開幕した。宮古上布の原料となる苧麻糸手績(てう)みの技術や、重要無形文化財である宮古上布の魅力を広く伝えるため、きょう15日までの2日間、多彩な展示や体験コーナーが繰り広げられる。初日から多くの市民や工芸ファンが訪れ、数百年にわたり継承されてきた至極の手技に触れた。


 本展示会は宮古苧麻績み保存会(友利明美会長)と宮古上布保持団体(新里玲子代表)が主催、市教育委員会の協力を得て開催されている。
 会場には、本年度市内外16教室で開講された伝承者養成講習の研修生や講師、OBらが績んだ精緻な糸が並んだほか、貴重な宮古上布の古衣や復元作品などが展示されている。
 今回の特色について、同保持団の新里代表は「織りだけでなく、績み手によって異なる糸の太さや、それによる風合いの違いにスポットを当てた。実際に触れて糸の魅力を深掘りしてほしい」と語った。
 同保存会の友利会長は「生活環境の変化で績み手は少なくなっているが、この技術は宮古上布の保存に欠かせない。子供たちには伝統に触れ、シニア世代には懐かしさを感じてほしい」と思いを述べた。
 会場ではブー引きやブーンミ(糸績み)の体験コーナーも設けられ、来場者がミミガイ(シャコ貝)を使って繊維を取り出す難しい作業に挑戦した。
 この日のために大阪から来島したという40代女性は「ブー引き体験は2回目。自然の物から作られる糸の素晴らしさを実感した」と笑顔を見せた。
 展示会は15日も行われ、午前10時からは苧麻を用いた紙漉き体験、午後2時からは苧麻糸座談会が予定されている。

関連記事一覧