樹脂製の弓角に塗布し「弓角」を作る生徒ら
=9日、宮古総合実業高校
ネイル技法で輝く「弓角」伝統漁具をモダンに 宮総実高フードコース1年生
民間活力を教育現場に導入する学習の一環として、伝統的な漁具「弓角(ゆみづの)」を題材にした制作実習が9日、宮古総合実業高校で行われた。フードクリエイトコースの1年生20人が参加し、ジェルネイルの技法を応用した現代的な漁具づくりを通して、水産業への理解と関心を深めた。
実習は、水産海洋基礎学習として実施。市内平良でジェルネイルサロン「Beauty Salon mare」を営む櫻井千紘さんを講師に迎えた。弓角はカツオやマグロの一本釣りで古くから使われてきた疑似餌の一種。かつて先島諸島では水牛の角や骨を材料に制作されていたが、現在は樹脂製が主流となっている。
生徒たちは、櫻井さんの指導のもと、カラージェルやグリッター、ラメ入りジェルなどを樹脂製の弓角に塗布。海中での光の反射や、魚へのアピール力を意識しながら、自由な発想でデザインを施した。

黒いジェルの上にオーロラパウダーを重ね、深みのある青い輝きを表現した長濱奈津江さんは「ネイルと漁具は正反対のイメージだったが、海の中でキラキラさせて目立たせる工夫は、ネイルの技術が活用できると感じた」と手応えを語り、「自分で作ったもので釣りにも行ってみたいし、キーホルダーにして持ち歩きたい」と笑顔を見せた。
櫻井さんは「生徒たちの発想は柔軟。色を重ねて光り方を変えるなど、ものづくりを楽しむ姿勢が見られた」と講評した。



