タッチ決済 「周遊フリーパス」実証実験、あすから開始 路線バス 4社連携、利便性向上へチケット販売も 琉球銀行・ジョルダン
琉球銀行(島袋健頭取)とジョルダン(東京、佐藤俊和社長)は2日、市役所で共同記者発表を行い、あす4日から市内路線バス全線を対象とした「宮古島MaaS実証実験」を開始すると発表した。新たに八千代バス・タクシーと共和バスがクレジットカード等のタッチ決済を導入。これにより、既に導入済みの宮古協栄バス、中央交通を含む市内全4社の路線バスでキャッシュレス乗車が可能となる。期間は28日まで。実験を通じ、移動データの蓄積による将来的な路線見直しや観光の効率化を目指す。
今回の取り組みは、国土交通省の「2025年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択されたもの。公共交通機関向けソリューション「ステラトランジット」を活用し、車内に設置された専用端末にカードやスマートフォンをかざすだけで運賃支払いが完了する。
嘉数登市長は「4社全てがタッチ決済の利用ができるようになる。導入したバス事業者からは路線バスの利用者が増えたと聞いている。路線バスの利用促進や乗客の利便性向上につながることを期待している」と歓迎。同行の川上康会長は「タッチ決済乗車は利便性が向上するだけでなく(実証実験で)誰が、いつ、どの路線に、どの時間帯に乗ったかというデータが蓄積される。このデータを活用することで将来の路線の見直し、ダイヤ改正、観光路線の効率化などがより実態に即して可能になる」と述べた。
佐藤社長は実証実験に期待し、宮古協栄バスの豊見山忠朗代表社員や共和バスの新里哲代表社員らもキャッシュレス化による利便性向上と、観光客から要望のある「周遊フリーパス」によるデータ利用を通じた観光振興に大きな期待を寄せた。
実証実験ではバス車内に専用の端末機を設置し、4社路線バスが乗り放題の周遊型MaaSチケット「宮古周遊フリーパス」をモバイルチケットで販売する。料金は▽24時間が大人(中学生以上)2000円、小人(3歳~小学生)1000円▽48時間は大人3500円、小人1750円―。利用者の予定に合わせタクシー、観光施設、物販店で利用できるオプションチケットを追加購入できる仕組みだ。



