県内賃金、前年比5・9%増 11月勤労統計 労働時間も増加
【那覇支局】県企画部統計課が30日に発表した2025(令和7)年11月分の毎月勤労統計調査(地方調査)結果によると、県内で従業員5人以上を雇用する事業所における1人当たりの現金給与総額は24万7744円となり、前年同月比で5・9%増加したことが分かった。物価変動を考慮した実質賃金指数も上昇に転じ、雇用環境は底堅く推移している。また、総実労働時間も前年を上回り、経済活動の活性化を反映する形となった。
統計によると、賃金の内訳である「きまって支給する給与」は23万481円で前年同月比5・4%増。そのうち所定内給与は21万4866円(同5・0%増)だった。全国平均(31万3531円)と比較すると依然として79・0%の水準に留まっているものの、上昇率は全国の1・7%を大きく上回る伸びを見せた。
労働時間の動きでは、1人当たりの総実労働時間は131・2時間で前年同月比4・0%増加。このうち所定内労働時間は123・3時間(同4・2%増)となり、所定外労働時間は7・9時間(同1・2%増)だった。
雇用面では、常用労働者数は前年同月比で0・6%微増した。パートタイム労働者の比率は32・2%となり、前年同月より0・3ポイント低下。労働異動率では入職率が1・53%、離職率が1・48%となり、入職が離職をわずかに上回った。
同課は、賃金の大幅な伸びについて「ベースアップの動きや、労働時間の増加が給与総額を押し上げた」と分析している。


