セストボールで児童ら競う 下地小で体育科公開授業
県教育委員会の「小学校体育科指導コーディネーター教員配置校」に指定されている下地小学校(下地美和子校長)で27日、体育科の公開授業が行われた。同校の体育コーディネーターを務める宮国智士教諭と3年1組担任の玉寄里沙教諭による指導のもと、児童34人がゴール型ゲーム「セストボール」に挑戦。管内の小中学校やこども園から集まった約30校の教職員らが、児童が主体的に運動へ取り組むための授業構成や工夫を視覚的に学んだ。
本年度、同校では「主体的に運動に取り組む児童の育成~運動の面白さに誘い込む授業づくりを通して~」を研究テーマに掲げている。公開された授業では、アルゼンチン発祥の「セストボール」を採用。360度どこからでもシュートが可能で、ドリブル禁止というルールが特徴のこの競技を通じ、パスの連携やボールを持たない時の動きといった基本的な技能の習得を目指した。
授業では、児童がチームの特徴に合わせて作戦ボードを活用しながら、攻め方について話し合う場面が見られた。宮国教諭は、基本的なボール操作に加えて、考えた作戦を仲間に伝える思考力や判断力を養うことに重点を置いた指導を展開した。
下地校長は「専門的な指導を行うコーディネーターと担任が協力することで、運動が苦手だった児童も体育を好きになってきている。今回の実践を各校へ持ち帰り、授業の質を向上させる一助にしてほしい」と期待を込めた。参観した教員らは、児童の意欲を引き出す言葉かけや場づくりの工夫を熱心に記録していた。


