激突する4つの志 立候補者第一声
第51回衆議院議員総選挙が27日公示され、2月8日の投開票に向け12日間の選挙戦がスタートした。沖縄本島南部と宮古、八重山地域を含む11市町村の沖縄4区には、前職2人、新人2人の計4人が立候補を届け出た。激しさを増す南西諸島の安全保障体制や、物価高に直結する離島経済の活性化策を巡り、各候補は初日から支持を訴えマイクを握った。
崎枝裕次氏
現役世代を元気にする
私の住む西表島は非常に物価が高い。国民民主党はガソリン暫定税率の撤廃、手取りを増やす政策、年収の壁の撤廃に取り組んできた。次に控えていたのが軽油の税率撤廃。大半の物資は船で渡ってくる。
物資の輸送コストが下がれば、沖縄の物資は安くなる。まず訴えたいのが物価高対策だ。私の島ではレタスが1千円を超えたことがある。低賃金で、低所得で頑張っている方々を支える政策を行いたい。
私たち現役世代、就職氷河期世代が元気にならなければ、沖縄はもとより、日本は絶対に豊かにならない。
離島の島々、本島南部、中部などさまざまな場所を回った。子どもを抱えるお母さんが「子どもたちに明るい未来がやって来るか不安」と言っていた。古い政治を変えて、未来の沖縄を選べる選挙をしていきたい。
私は祝島で第一次産業をしている。10年、20年前までは、おじいたちと一緒に畑に出て夕方には酒を飲んで語らい、明日の糧にしていた。そういった時間がもうなくなった。今はみんなが必死に働いてお金を稼がなければ生活できない。
現役世代を守って元気に、豊かにして離島の声、沖縄の声を国政に直接届けていく。庶民の政治を取り戻す。

西銘恒三郎氏
物価高対策、安保に責任
まずは目の前の物価高対策だ。先島地域や与那国、波照間は、本土よりも輸送費がかかり、どうしても物価が高くなる。この物価高を上回る賃上げの好循環社会をどうつくるのか。
昨年、物価高対策として13・3兆円の補正予算を成立させた。高校生まで一人2万円の追加支援、ガソリンの暫定税率廃止、高校授業料や小学校給食の無償化、そして重点支援地方交付金2兆円だ。
交付金は沖縄県に160億円、石垣市にもおよそ6億円近く届いている。物価対策に生かしていく。
ロシア、北朝鮮、中国の動きを見ると、我が国を取り巻く安全保障環境は非常に厳しい状況にある。平和というものは、ただ「平和」と叫ぶだけでは守れない。経済、教育、自衛隊、海上保安、警察、消防、あらゆる分野の日々の連携によって、平和を永続させることが政治の責任だ。
公明党には長い間支援していただいて感謝しているが、政権の枠組みが変わった。「比例は公明」と言うこと例はできない。「比例は自民」で戦う。感謝の気持ちを忘れず、八重山郡民の暮らしが成り立つよう堂々と戦う。 国民の不安を希望に変え、沖縄を強く豊かにするため、全力で戦い抜く。初心を忘れず、12日間走り抜く。

砥板芳行氏
国民生活ど真ん中の政治
4期15年間の市議の経験、2度の市長選を戦った経験を政治の場でどのように生かせばいいのか。今、先島諸島で進められている台湾有事を念頭としたさまざまな動き、離島の抱える課題を解決するには「国政に挑戦してもいいのではないか」と後押しもいただいた。
私は準備が全くできていないにもかかわらず、立憲民主党県連が短い期間でしっかりと戦える体制を作って頂いた。涙が出る思いだ。
腹をくくって頑張ろうと思った矢先に解散報道が出た。
高市早苗首相は昨年首相になったばかり。突然の解散で国民に何を問うのか。自らの延命のために、選挙を自分勝手にやってはいけない。今の国政を見ると、急進的な言動、排外主義が目立つ。中道改革連合は右でも左でもないどっちつかずの真ん中ではない。生活がど真ん中、国民生活がど真ん中、平和がど真ん中、子どもたちの未来がど真ん中。
私が生まれ育ち、政治家として育てていただいた石垣で、本島ではまだ無名な私を盛り上げてほしい。離島が抱える課題を国政の場でしっかり政策に反映させたい。

山川仁氏
南西諸島軍事化許さず
大義がない選挙だ。高市政権は通常国会を開かないが、物価高だ。各自治体は事業を行うが、予算化ができない状況だ。
日本が壊される中、声を上げる必要がある。
沖縄4区は全国で一番大きな選挙区と言われ、課題も多い。大事な海洋資源が眠る地域に、(政府は)南西シフトを進め、日米合同訓練を行う。中国と戦争をしてどうするのか。
2カ月間、中国からの1・4兆円ほどの物資が入ってこなければ、日本経済は53兆円ほどの損失を受ける。 中国と沖縄は昔から歴史がある。琉球と言われていた時から仲良くしてきた。大交易を行い、アジアのダイナミズムを取り入れてきた。この状況を県外の人は理解しない。なぜ、政治は沖縄を壊そうとするのか。止める必要がある。
選挙の争点は物価高対策や経済支援だ。消費税廃止や社会保険料の減免、大学院までの教育無償化などの措置が必要だ。
消費税廃止か野党が一致した減税を行い、県民所得を上げる。
沖縄4区では、南西シフトの問題がある。軍事化は許さない。弾薬庫やミサイル配備、辺野古、那覇軍港の移設に反対だ。超党派で集まり、沖縄を守っていく。



