宮古新報文芸「俳句」2026年1月

●特選(小学生)
「ひこうきでまんぱいになる十二月」平一小学校3年 石嶺真瑚
▽選評…冬休みどの飛行機も人でいっぱいだったのですね。十二月がとてもよいと思います。「ひこうきで」を「ひこうきの」にするともっとわかりやすくなります。
「年越しのヤギ汁そばは大盛だ」城辺小学校6年 仲間聖恵
▽選評…年越しのお蕎麦が宮古島ではヤギ汁のそばなのですね。宮古島でしかできない俳句です。そんな特別な感じが「大盛」にも感じられます。
●特選(中学生)
「帰り道遠くに見える冬の暮」下地中学校2年 岩瀬夕由
▽選評…冬の日暮れはとても速く感じます。薄暗い帰り道が遠く感じる気持ちに共感します。もしかしたら疲れて帰る道のりが遠く感じるのかもしれません。「遠くに見える」という表現が詩的に感じます。
●特選(高校生)
「寒雀寄りそいながら朝を待つ」宮古高校2年 新里愛唯
▽選評…寒雀はふっくらと膨らんで身を寄せ合っています。日が差し始める朝を寄り添って待っている感じが微笑ましいですね。寒雀の姿がうまく描けています。
●佳作(幼・小学生の作品)
「ともだちといろをぬったよこまづくり」西辺小1年 島尻康太郎 「しんせきの犬とおさんぽお正月」平一小2年 仲本萩香 「香川県うどん食べたよ大みそか」下地小3年 盛島綾夏 「親せきへ漢字一字の年賀状」下地小4年 砂川春月 「新年の目標を書く日曜日」北小4年 新城風卯璃 「体育の授業にちこく冬の雲」平一小6年 長嶺向日葵
●佳作(中学生の作品)
「千鳥鳴き冬の訪れ皆が知る」下地中2年 神田鯛市 「かじかんだ手を温めるココア缶」下地中2年 前泊心和 「歌が止む静かな一分除夜の鐘」下地中2年 奥平絢音
●佳作(高校生の作品)
「冬の夜ココア冷めてく英単語」宮古高校2年 渡久山千尋 「冬の朝君の背見つけ急ぎ足」宮古高校2年 砂川寧々 「蜜柑剥く指にも染みる香りかな」宮古高校3年 砂川咲
●入選(こうすれば佳作)
「プレゼント買う五百円のクリスマス」平一小4年 長嶺蘭 ▽ここを直せば佳作…五百円のクリスマスが少しわかりにくいと思いました。→クリスマス五百円玉にぎりしめ
「おみくじで三年連続大吉だ」南小4年 長浜実桜 ▽ここを直せば佳作…おみくじだけでは季題にならないので「初詣」または「初みくじ」にしてみましょう。→初詣三年連続大吉だ
「寄鍋や家族団らんあたたかさ」下地中2年 羽地愛美 ▽ここを直せば佳作…皆で食べる寄せ鍋に心まで温まるようです。ただあたたかいのは寄せ鍋の言葉のなかで想像できるので少し言葉を変えてみます。→寄鍋や家族団らん賑やかに
「冬の朝ストーブ囲み手を伸ばす」宮古高校2年 長嶺莉希 ▽ここを直せば佳作…「ストーブ」も冬の季題になっています。冬を言わなくてわかるので、「ストーブ」で詠んでみましょう。→ストーブを囲み両手を伸ばす朝
●入選(小学生)
「かいがんをおさんぽしたよお正月」久松小2年 大久らら 「おばちゃんへみらいと書いた年がじょう」下地小2年 砂川ゆいか 「いきものとふれてあそんだふゆやすみ」久松小2年 山崎暖人 「良い子はね月の下でのクリスマス」久松小3年 又吉海劉 「たこあげで高く上がったくもり空」東小3年 名幸 晴 「温かいあたらしいにおいひっこした」東小3年 渡真利咲菜 「冬休みトンネルくぐるイルミネーション」南小4年 川満心結 「冬休み漢検に向け練習だ」平一小4年 池村勇希 「ぜんざいをみんなで食べるお正月」東小4年 砂川颯音 「初みくじ運を占うその一瞬」北小4年 新城紗羅 「おみくじで大吉ひいた冬休み」平一小4年 国吉悠愛 「おばあ家で年こしそばをおかわりだ」西辺小4年 砂川桜寿 「おみくじで大吉あてた初詣」東小4年 渡真利咲太郎 「クリスマスツリーの上で星光る」久松小5年 又吉悠迅 「漁港でねパパが釣ったよ冬の鯵(あじ)」下地小5年 盛島健一朗 「お正月罰ゲームかけてUNO をする」西城小6年 前里唯乃 「逆転のロングシュートと夕の月」久松小6年 内間雄斗 「秋ばれや行列つづく映画館」平一小6年 島尻咲那 「冬の朝アンサンブルのコンテスト」平一小6年 新城玲音
●入選(中学生)
「冬の部屋響くピアノの暖かさ」平良中1年 砂川咲 「寒い日や団子のようだうずらたち」城東中1年 西里果倫 「白く舞う初雪に歓喜横浜で」西辺中1年 安里基冶 「会えぬ友笑う初夢叶うかな」下地中1年 仲地愛良 「姉弟で駆けてまわったぼたん雪」下地中2年 盛島小百合 「気がつけば辺り一面冬景色」下地中2年 米村喜月 「初日の出一年の苦が癒やされる」下地中2年 宮城仁哉 「夜明け前静けさ照らす雪化粧」下地中2年 友利翠月 「除夜の鐘夜に響くは通知音」下地中2年 盛島小百合 「ふと見ると静かに照らす冬の月」下地中2年 仲里心菜 「暖まる皆の手集う囲炉裏かな」下地中2年 平良星姫 「初日の出儚く染まる茜色」下地中2年 仲里奏
●入選(高校生)
「クリスマス街も気持ちも華やかに」宮古高校1年 川満笑心 「年明けて去年を超える第一歩」宮古高校1年 砂川涼香 「キラキラと街中かがやく冬の夜」宮古高校1年 下里涼華 「笑顔咲く親戚揃う大晦日」宮古高校1年 聖志郎 「町並みが輝やいていくクリスマス」宮古高校1年 愛苺里 「冬銀河輝く星は雪のよう」宮古高校1年 悠斗 「初詣震える手でとる今年の運」宮古高校1年 佐久田愛純 「初日の出少し遅れて顔を出す」宮古高校1年 安里穂歩 「雪化粧ポッキー一本冬の味」宮古高校2年 上原一華 「やまねこ座あなたのもとに行きたいな」宮古高校2年 久貝遼星 「クリスマスサラダチキンでバルクアップ」宮古高校2年 赤嶺煌人 「大晦日家族揃ってカウントダウン」宮古高校2年 古波蔵さくら 「冬の月影だけ伸びる帰り道」宮古高校2年 上地心乃亜 「冬月やカイロ一つに影二つ」宮古高校2年 糸洲美唯菜 「ピザ配りついに慣れたよサンタサン」宮古高校2年 新城幸都 「夜の道灯がこもる冬の月」宮古高校2年 古城大夢 「雪恋し降らぬ島にも冬は来る」宮古高校2年 砂川開 「持久走ラストスパート風を切る」宮古高校2年 下地華音 「ダンベルを今日もにぎるよクリスマス」宮古高校2年 仲宗根伶壬 「初詣五百響かせ願い込む」宮古高校2年 仲宗根汐衣 「冬曇りテスト返却息をのむ」宮古高校2年 友利ひとは 「久々に親と過ごしたクリスマス」宮古高校2年 上原琉暉
一般「綾舟俳句会」
「咲き切れば影を重しと石蕗の花」山田佳乃 「黒猫の丸く丸くと年新た」池田きみえ 「小菫の一つ二つと句碑の丘」池田俊男 「初弾や琴の音色で繋がりぬ」新城美津枝 「若松や怒涛乗り越え大樹なれ」砂川純一 「廊下まで笑ひこぼれて三学期」濱川詩織 「静けさや蔗田飲み込む寒さあり」山口美津栄 「鬣を靡かせかける初御空」与那覇貴美子
(※今回の宮古新報文芸は、弊社の都合によりホームページの発表のみとなります。関係者の皆様に深くおわび申し上げます。)


