覚醒剤約5・9キログラムを隠匿していたスーツケースや押収物を公開した
=那覇空港税関
覚醒剤5・9キロ水際阻止 末端価格3億4000万円、那覇空港で密輸未遂摘発
沖縄地区税関那覇空港税関支署は、県警察本部および豊見城警察署と連携し、昨年起きたタイ王国経由で覚醒剤約5・9キログラムを航空機で持ち込もうとした密輸未遂事件を摘発した。末端価格は約3億4000万円相当とされる。被疑者は覚醒剤を分散隠匿して入国を図ったが、税関検査で発見。税関は昨年10月16日、関税法違反で那覇地方検察庁に告発した。
事件は、2025年9月30日(現地時間)、タイ・ドンムアン国際空港を出発した航空機で発生。被疑者は覚醒剤をスーツケース2個に分けて隠し、那覇空港から国内へ持ち込もうとした。那覇空港税関での検査により不審物が発見され、鑑定の結果、フェニルメチルアミノプロパンを含む覚醒剤であることが判明した。押収量は約5・9キログラムに上り、近年の水際事案としても大量とされる。
同税関支署は、県警および豊見城署と情報を共有し、捜査を進めた。覚醒剤を不正に輸入し、国内で流通させる目的があったとして、同支署は同年10月16日、被疑者を関税法違反で那覇地方検察庁に告発した。
税関によると、近年は覚醒剤や麻薬類の密輸入事件が増加傾向にあり、航空機を利用した手口も多様化しているという。
会見後、野中勝支署長は「近年、水際における覚醒剤や麻薬類の密輸入事件が激増している。国民の安心安全を守るため、全国の税関で取り締まりを強化している。今後も関係機関と連携し、取り締まりを徹底したい」と述べた上で「情報提供が摘発につながる。空港や航空関係者、国民の協力をお願いしたい」と呼び掛けた。


