「市民から信頼」市政運営へ スピード感、説明責任重視 宮古島市仕事始め
官公庁が仕事始めを迎えた5日、市役所では嘉数登市長が幹部職員に訓示し、公約実現への決意を新たにするとともに、市の発展に向けて奮闘を求めた。嘉数市長は「少子高齢化や若者の流出、物価・住居費高騰、より厳しさを増す安全保障など大きな変化に直面している。従来の延長線上では対応できない課題が増える一方で、島の可能性を広げるチャンスでもある」と述べ、「(市の)未来は皆さんの一人ひとりの判断と行動の先にある。市民から信頼され良かったと言っていただけるよう覚悟と誇りを持って新しい一年を切り拓(ひら)いていこう」と呼び掛けた。

庁議室で行われた仕事始めの会には課長級以上の幹部職員が参加した。
嘉数市長はあいさつの冒頭、「昨年はそれぞれの立場で市政運営を支えていただいた」と感謝した。一方で「事務処理の不備、対応の遅れなど市民の信頼を損ないかねない事案を幾度なく経験した。皆さんにはその重みを改めて胸に刻んでいただきたい。しかし大事なことは過去で起こってしまったことを悔やむことではなく、宮古島市の未来をどう創るかである」と述べた。
そして「今、少子高齢化や若者の流出に加えて観光と環境および市民生活の調和、物価、住居費の高騰、より厳しさを増す安全保障など今までに経験したことがないような大きな変化に直面している。従来の延長線上では対応できない課題が増える一方で島の可能性を広げるチャンスも同時に訪れている」と述べた。
幹部職員の役割では「前例を守ることではなく前例を超えることであり、法令順守と公正性を大前提としながらも常に市民にとっての最善策、将来世代に恥じない選択かを自らかに問い、職員を束ね、組織を引っ張ってもらいたい。部下が委縮する職場ではなく課題を共有し、挑戦を後押しする組織文化をつくることも重要である」と強調した。
2026年に向けては「昨年に増してスピード感、現場感覚、説明責任をより一層重視していきたい。情報は幹部で止めず市民に分かりやすく伝える、その積み重ねが信頼へとつながり、市政を前に進める力となる」との考えを示した。
最後に「宮古島市の未来は皆さん一人ひとりの判断と行動の先にある。市民からこの市役所であって良かったと言っていただけるよう覚悟と誇りを持って共に新しい一年、合併から21年目を切り拓いていこう」と呼び掛けた。


