方言守り積み重ねた歩み実る 文化庁長官表彰を報告
宮古島市文化協会(饒平名和枝会長)がこのほど、2025年度文化庁長官表彰を受賞した。「鳴りとぅゆんみゃーく方言大会(方言弁論大会)」の開催、「宮古島文学賞」創設や文化庁の「危機的な状況にある言語・方言サミット」への協力など消滅の危機にあるみゃーくふつ(宮古方言)の保存・継承に尽力し、国の国語施策の推進に貢献していることが評価された。饒平名会長らは19日、市役所に嘉数登市長を訪ね、受賞を報告した。
報告は饒平名会長、砂川晴美副会長、倉持利明副会長と京都で行われた表彰式に参加した平良絹代副会長、松谷初美事務局長が行った。
饒平名会長は「市制20周年、鳴りとぅゆんみゃーく方言大会30回を迎える節目に大きな賞をいただくことができた。うれしい報告ができることは光栄」と述べ、「今回の受賞は7月に亡くなられた友利吉博先生をはじめ先人たちの歩みや市、教育委員会、関係者の皆さんの支援と多くの皆さんがみゃーくふつの保存継承への熱い思いを持って回を重ねてきた地道な取り組みをしてきた結果が実を結んだ」と報告した。
今後に向けても方言大会、宮古島文学賞や各事業の充実発展への取り組みを強調し、「宮古のアイデンティティが詰まった、宮古の誇れる文化を次世代の子どもたちにつないでいきたい」と今後の意気込みを示した。
受賞を祝福した嘉数市長は「宮古方言は地域で異なり多様性を持った方言は沖縄の中でもほとんどないのではないか。子どもたちが方言に触れる機会が少なくなってきた中で文化を後世に伝えていくことは大事なことであり、皆さんの努力に感謝申し上げる。市としても文化協会と連携を大切にしながら保存継承に取り組んでいきたい」と応じた。
宮城克典教育長は「(方言大会などの)普及継承の取り組みが県に評価され、県からの推薦を受けての受賞だと思う。皆さんの功績をたたえながら一緒に喜びたい」と賛辞を寄せた。
その上で「今後とも方言の普及継承をはじめとした文化芸術の振興に努めていくので協力をお願いしたい」と同協会と宮古文化の今後の発展に期待した。


