福祉団体の複合拠点施設要望 市議会一般質問・根間康雄氏 

 市議会12月定例会の一般質問に10日立った根間康雄氏は、市シルバー人材センターや宮古保護区保護司会など福祉関連団体が入居できる「複合拠点施設」の整備について質問した。砂川朗副市長は「新たな施設の整備に係る費用、維持管理など財政の課題や施策など総合的に考える必要がある。今後の財政状況なども踏まえた上で慎重に検討していきたい」と述べた。
 福祉関連団体は同人材センター、保護区保護司会、更生保護女性会、雇用主会などで将来的な福祉機能の連携強化と市民サービス向上、施設運営の効率化を見据えて質問した。
 全日本トライアスロン宮古島大会のボランティア確保については、川平敏光観光商工スポーツ部長が「ボランティアの負担軽減を考えると3000人程度は必要。今年の第39回大会は2500人、多かった大会と比較すると3分の2程度になっている」と答弁した。
 自衛隊に増員参加の支援依頼には「これまでも協力していただいている。まずは市職員、自治会、スポーツ協会、小中学校、高校など団体に幅広く募りたい。それでも人員不足が生じて安全な大会運営が懸念されるようであれば自衛隊にも協力をお願いしたい」と述べた。
 教育行政では旧伊良部・佐良浜小学校、旧宮島小学校、旧福嶺中学校など廃校になった学校の敷地や建物の利活用に向けて質問。各担当部長が住民の要望などを聞きながら利活用の検討、実際に取り組んでいることなどを説明した。
 このほか小泉進次郎防衛大臣に国民保護計画に伴う住民避難支援要望、子供・子育て支援条例、水道水の飲料としての安全対策なども質問した。

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