参加者は知らなかった島の歴史や文化に楽しみながら理解を深めた
=7日、未来創造センター・研修棟
50問の郷土力試される 宮古検定初 「市の蝶は?」「奇祭は?」
第20回宮古島市民総合文化祭の一般の部として「宮古(みゃーく)検定」が7日、未来創造センターで初めて行われた。市制20周年記念事業として企画され、宮古に関する歴史・民俗、自然・環境、方言・文化、スポーツ、音楽など幅広い分野から三択の50問が出題され、市内の小学3年生から80代まで50人が参加。全員が同じ問題に取り組みながら郷土への理解を深める機会となった。
検定は市と市教育委員会、市文化協会が主催し、郷土史部会が主管。節目に合わせ、宮古の基礎的なトピックを市民全体で共有することを目的に企画されたもの。同協会によると「私たちはどこから来てどこへ向かうのかをテーマに掲げ、今回は初めての試みとして基本的な宮古の知識を確認する内容にしたとのこと。
時間になると参加者が一斉に検定に臨んだ。問題は「市の蝶は何か」「方言を使うと首から掛けられたものは何か」「ユネスコ無形文化遺産に登録された奇祭は何か」「伊良部大橋の長さを語呂合わせで覚える呼び方はどれか」など、宮古の生活・文化・自然に関する多岐にわたる内容が並んだ。
検定終了後は同会場で答え合わせと解説が行われ、参加者は自らの解答を確認しつつ、知らなかった歴史や文化に楽しみながら触れていた。
また、抽選会では宮古のお盆行事に使われる「かんのなー」の手法を用い、番号を入れたお盆を揺らして落ちた番号を当選とした。景品には「みやこの歴史」5冊と「宮古島市の文化財」12冊が用意されていた。


