平良南区からの幅広い課題が寄せられ、市担当部局が回答した =28日夕、市役所・大ホール

平良南区の多様な訴え懇談 道路・学校・子育てなど

 宮古島市は28日夕、市役所で市街地南地区(平良中校区)を対象とした市地域懇談会を開き、自治会や学校関係者、地域団体、住民らが参加した。道路整備や交通安全、学校施設の老朽化、児童館の再建、団地の駐車場不足、浸水対策、子育て支援、下水道接続、コミュニティ強化など幅広い課題が寄せられ、市担当部局が回答した。
 今回の対象は平一小と南小を併せた市街地の南区。市と地域住民が直接向き合い、各地区の課題を共有しながら改善策を検討する場として実施しているもの。初めに、事前アンケートで要望のあった平一小と南小のPTA、神屋地区および行政区、腰原、富名腰からの意見が読み上げられた。
 地域からは道路整備に関する要望が相次いだ。右折帯の新設や交差点改良の必要性が挙げられ、市建設部は「現地調査のうえ対応を検討する」と応じ、通学路となる市道の優先整備の方針も説明。空港関連道路については「測量と用地交渉を進める」とした。
 学校関係では、平一小のガジュマルの枝落とし、南小プール底面の剥離、児童数増加によるトイレ不足、体育館の狭さなど、安全面や教育環境に関わる課題が住民から示された。市教育委員会は学校と調整すると回答。児童館については、旧館の再建に法的制約があることから新たな建設地を検討しており、来年度に基本設計、2029年度開所を見込むと説明。学童待機児童問題にも「関係地区と調整しながら検討する」とした。
 生活環境の分野では駐車場不足や道路への駐車が課題となっており、市は「県と連携し有料駐車場整備を探る」とした。浸水、冠水被害については「現地調査し対策を検討する」、下水道では「住民の接続意向を確認したうえで整備計画を検討する」と回答した。
 また、高齢者の見守りやボランティア不足については「事務手続きの見直しやマニュアル整備を進める」とするなど寄せられた多岐にわたる意見に市は「可能なものから順次対応する」と応じた。

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