宮古の誇り胸に出陣 ワイドー宮古!団結の声響く 県民スポ大会へ
第77回県民スポーツ大会に出場する宮古島市代表選手団の結団式が7日夕、平良下里のホテルで開かれた。主催は宮古島市スポーツ協会(砂川恵助会長)。計366人(選手・監督ら361人、本部役員5人)に及ぶ選手団のうち、式には代表者ら69人が出席。団旗授与や決意表明を通じて選手らは宮古の誇りを胸に、上位入賞への誓いを新たに大会への結束を強めた。
本島中部を主会場に開催される同大会は、22日に宜野湾市で総合開会式、23日に沖縄市で同閉会式が行われる。主要競技は来週から再来週にかけて県内各地で順次開催される予定。宮古代表は「昨年の結果を上回る」ことを合言葉に、一戦一戦に全力を注ぐ。
登壇した砂川会長は「日々の厳しい練習を支えた努力と情熱を大会で存分に発揮してほしい」と述べ、「宮古島はここ数年、総合順位で下位に甘んじている。今年はベスト8入りを目標に、一つでも二つでも順位を上げよう」と激励した。
また「スポーツは島を一つにする力を持っている。選手、監督、コーチ、応援団が一丸となり、『ワイドー宮古』の名を県内に響かせてほしい」と呼び掛け「不可能を可能にするアララガマ精神で挑み、スポーツを通して宮古の元気を取り戻そう」と声を張り上げると、会場から力強い拍手が送られた。
団旗授与では、バレーボール男子代表の石原聖哉選手が旗手を務め、堂々と団旗を受け取った。石原選手は選手を代表して「忙しい中でも練習を重ねてきた仲間一人ひとりに感謝したい」と述べ、「これまでバレーボールは準優勝までの結果しか残せていない。今年こそ優勝をつかみ取る」と力強く決意表明。「競技は違っても、宮古を代表する思いは一つ。全員で最高の戦いを見せたい」と全選手を鼓舞した。
今大会の選手団の内訳は男子216人、女子105人、監督、コーチら45人。規模は昨年より拡大し、特に女子ソフトボールが初出場を果たすなど、競技の裾野が広がっている。先行して行われた競技のうち、9~10月のラグビーでは宮古代表が8年ぶりに勝利。3位入賞を果たした。
式典では競技団体代表の紹介、市歌の斉唱、団旗授与、旗手による誓いの言葉、そして「頑張るぞ!ワイドー」の三唱で締めくくられた。式後には懇親会も開かれ、選手たちは世代や競技を越えて交流を深め、大会への士気を高めた。


