
雨にも動く市民の一票 期日前投票初日1359人 前回上回る好調な出足
19日に告示された第6回宮古島市議会議員選挙(定数22)は20日から市役所で期日前投票が始まり、初日は1359人(男741人、女618人)が投票を済ませた。市役所1階エントランスホールには朝から有権者が訪れ、支持する候補者に一票を投じていた。この日は雨模様で伸び悩みが懸念されていた。コロナ禍だったとはいえ、前回(2021年)の初日810人(男425人、女385人)、前々回(17年)の初日1197人を上回る好調な出足となった。
今回の期日前投票は26日の投票日に先立ち、5カ所で実施されている。市役所1階エントランスホールの第1投票所は20日から25日までの6日間、午前8時半から午後8時まで行われる。第2~5投票所の城辺庁舎1階、伊良部公民館、下地公民館、上野公民館の4会場では21日から24日までの4日間、午前9時から午後5時まで受け付ける。
今回の市議選には定数22に対し34人が立候補し、乱立による激戦が予想される。選挙戦3日目を迎えた21日も各候補者とも市内全域で候補者名、政策アピールに奔走し、「1票」の上積みに総力を挙げていた。
嘉数登市政下での初の市議選。改選前の与野党勢力構図がどう変わるかが最大の焦点。立候補者の内訳は与党系が現職12人、新人2人、元職1人の計16人。野党系が現職5人、新人1人、元職1人の計7人。中立系が現職2人、新人8人、前職1人、元職1人の計11人となっている状況から、有権者の嘉数市政に対する評価の影響がどのように投票に及ぼすかが注目される。
市選挙管理委員会では「仕事や家庭の都合などで当日行けない人も、早めに期日前投票を利用してほしい」と呼びかけている。投票には入場券の持参が必要だが、紛失した場合でも身分証明書を提示すれば投票できる。
20日は1359人が投票を済ませ、投票率は全有権者4万5218人(18日現在)に対し3・0%(前回1・8%)となった。