離島発開催となる全県DXの発信に期待がかる(資料)

離島初ResorTechEXPO開催へ 11月2、3日 最新技術が宮古に集結

 11月2と3両日に開催される「第48回宮古の産業まつり」との併催イベントとして、離島初となる「ResorTechEXPOin宮古島」がJTAドーム宮古島で開かれる。農業、物流、水産業、観光業をキーに最新のDX(デジタルによる変革)技術を紹介し、現場での実証的な取り組みや先端技術を直接体感できる。また出展事業者にとっては地域と企業を結ぶ新たなビジネスマッチングの場となる。両日とも午前10時から午後5時まで。
 主催はResorTechEXPOin沖縄実行委員会。沖縄本島以外では初の開催となる離島型展示会となり、ICTやDXを通じた地域産業振興をテーマに企画された。
 展示テーマは、①物流効率化や島嶼(しょ)特化を目指す「物流DX」②生育モニタリングやドローン活用を盛り込んだ「農業DX」③養殖効率化や水資源管理に焦点を当てる「水産業DX」④オーバーツーリズム対策やデジタル決済を含む「観光DX」―のほか、eスポーツやロボット、自動運転などの「体験型展示」と幅広い。
 一方で、同実行委員会では、島外の事業者を対象に出展募集も行っている。農業・水産業・観光業などの分野で最新ソリューションを持つ企業に参加を呼びかけており、出展メリットとしては、同産業まつりと連動することで離島での活動を広くPRできるほか、地元事業者や来場者との交流機会も豊富に見込まれる。また、専門セッションを通じた情報発信の場も提供され、島外企業にとっては新規市場開拓や人材発掘のチャンスとなるとのこと。
 参加費用はResorTechEXPO本展の出展企業が税込3万5千円、非出展企業が税込7万円。1ブースにはテーブルやイス、企業ロゴ掲示などが含まれ、旅費交通費は各社負担となっている。
 離島での展開に意欲のあるスタートアップや中小企業、地方創生に資する包括的な解決方法やサービスを持つ事業者にとってまたとない機会だ。
 同イベントへの問い合わせおよび出展は、沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)内同実行委員会事務局(eメール:resortech@isc-okinawa.org)のセクションマネージャー玉代勢(たまよせ、080・9852・7446)、プロジェクトマネージャー安村(やすむら、080・9853・1802)または、市観光商工課(73・2690)で受け付けている。

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