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コミュニティ施設を要請 市議会一般質問・上地堅司氏 防衛省予算で野原、保良支援

 市議会9月定例会の一般質問に24日立った上地堅司氏は国への要請について質問した。嘉数登市長は「防衛省には野原、保良の両地区の住民が望んでいるコミュニティ供用施設の建設を要請した」と述べた。要請に当たっては「自衛隊施設の受け入れに協力した経緯があり、国より十分な支援が受けられるよう今後も積極的に働きかけていきたい」との考えを示した。
 要請は現在、整備が進められている市総合体育館の建替えの特定臨時避難施設の設置後の維持管理費等の支援も求めたという。
 宮国集落内の交通事故件数の質問に狩俣博幸市民生活部長が、宮古島警察署に確認したところ2024年度は103件、25年8月末時点は84件と説明した。
 この件数に上地氏は「すごい件数であり、小さな集落でこれだけの数の事故が起きているのは他自治会ではないのではないか。対策は考えているか」と聞いた。
 これには宮古島警察署から聞いた内容の「要望があれば調査した上で判断する」と答弁。集落内の制限速度は標識で制限速度が示されていない場合は自動車の法定速度は60㌔だが、26年9月からは30㌔に引き下げられると説明し、「変更により集落内の交通事故の減少が期待される」と述べた。
 上地氏は「年間で100件余の交通事故が発生しており、要望があればという問題ではない」と述べ、市の積極的な対策を求めた。
 交通事故が頻繁に起きている交差点には「ロータリー交差点」の整備を要望。市は「現在、整備計画はない」と答弁したが、(市全体で)交通事故の多い交差点にはロータリーの必要性があると判断された場合は検討する考えも示し、宮国集落の交差点も候補地に挙がっていると述べた。
 このほか農畜水産行政では農薬、有機質肥料、除草剤の補助率、スプリンクラー設置、クラブチームの体育館使用時間の見直しなども質問した。

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