
伝統芸能、校歌ゆうぎ披露 第14回城辺ふれあいまつり 地域の連帯強化、活性化へ
第14回城辺ふれあいまつり(城辺地区地域づくり協議会主催)が7日、城辺公民館で行われた。城辺、西城、砂川、福嶺の4学区で先人から受け継がれてきた伝統芸能をはじめ校歌ゆうぎなどが披露され、会場周辺では警察署交通安全防犯・消防署防災コーナーが設けられた。伝統芸能発表では上区獅子舞保存会の「下里クイチャー」、保良自治会の「保良のヨンシー」なども披露された。会場には多くの親子らが訪れ、伝統芸能などを楽しんだ。

オープニングセレモニーでは、放課後児童クラブぐすくべの子どもたちが旧城辺町歌を合唱し、比嘉獅子舞保存会が「比嘉の獅子舞」で盛り上げた。多くの住民らが詰めかけるなか主催者の宮國恵良会長、嘉数登市長、平良敏夫議長、宮城克典教育長、新潟県上越市板倉まちづくり振興会の増村剛総務・公益事業部長がテープカットを行った。
宮國会長は「城辺ふれあいまつりは城辺、西城、砂川、福嶺の4学区が一丸となり、交流を通して地域の連帯強化と活性化を図ることを目的に開催されている。舞台発表では城辺の伝統芸能などの催しがある。協賛企業からの寄付に感謝を申し上げ、城辺が住んでいる人たちにとって住みよい明るい地域となるよう発展につなげていきたい」とあいさつした。

来賓の嘉数市長は「このふれあいまつりを通じて城辺地区がますます活性化され、地域住民自らが将来像を考え、住みよい城辺の実現に向けた取り組みが進むことを期待するとともに魅力が発信され、より多くの方々に知っていただく機会となることを願っている」と述べた。
板倉まちづくり振興会の市村典章理事長は「(人頭税廃止に尽力した)中村十作のご縁のおかげで来ることができた。きょう一日ふれあいまつりを盛り上げ、皆さんとも交流していきたい」と述べた。
舞台は宮古地区老人クラブ連合会城辺支部女性委員による「トーガニあやぐ」で幕開け。福里保育園と西城保育所の園児たちが元気な踊りを見せ、福嶺小学校や城辺小学校、砂川小学校の児童とPTA、西城小学校バスケットボール部員らが校歌ゆうぎを披露した。
なんでもパフォーマンスでは城東中学校の生徒たちがダンス、長北婦人会が「100歳音頭」、スマイル大河日舞サークルと太極拳サークルは活動の成果を披露した。
民謡ショーやサムイ大会もあり、伝統芸能発表では上区獅子舞保存会が「下里クイチャー」、保良自治会が「保良のヨンシー」、新城自治会が「新城クイチャー」、福里クイチャー保存会が「福里クイチャー」、うるかクイチャー愛好会が「うるかのクイチャー」を披露した。
板倉物産コーナーでは酒などが販売され、多くの人が買い求めた。警察署交通安全防犯コーナーには親子らが詰めかけ、子どもたちは警察官に誘導されパトカーの運転席に乗った。消防署防災コーナーでは中学生らが防災クイズに答えていた。