
航空各社、前年上回る 25年度お盆期間 関連路線の利用実績
航空各社は2025年度お盆期間(8月8日~17日)の沖縄関連路線の利用実績を18日に発表した。それによると、JALグループ、ANA、スカイマークいずれも旅客数は前年を上回り、観光需要の回復傾向が継続していることが示された。宮古関連路線でも高水準の搭乗率が見られた一方で、航空各社によって差も出た。
【JALグループ】日本航空(JAL)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)のグループ全体の沖縄関連路線の提供座席数は26万3288席(前年比1・8%増)、総旅客数は23万3028人(同4・3%増)で、搭乗率は88・5%と前年(86・4%)を上回った。
JALの提供座席は12万5842席(前年比3・2%増)、旅客数11万8111人(同2・7%増)、搭乗率93・9%(前年94・3%)となり、ピークは下りが11日、上りは17日。17日の下り便の搭乗率は95・8%に達した。
JTAの宮古方面含む県内路線でも回復傾向が見られ、提供座席11万7730席(前年比1・1%増)、旅客数10万1554人(同7・8%増)、搭乗率86・3%(前年80・9%)でピークは下りが9日、上りの16日は94・4%と高水準。
一方、RACのピークは下りが9日、上りは15日。15日は79・2%と最も高かったが、全体としては低調に推移。提供座席は1万9716席(前年比2・4%減)、旅客数1万3371人(同5・6%減)となり、搭乗率は67・8%(前年70・1%)だった。
【ANA】ANAは国内線・国際線ともに前年を大きく上回る利用実績となった。国内線では総旅客数158万1033人(前年比7・4%増)、搭乗率は90・6%(前年88・2%)と2・4ポイントの上昇。16日の上り便は96・8%とピークを記録。方面別では関西方面93・3%、北海道方面91・2%と高く、全方面で前年を上回った。
提供座席数は32万3101席(前年比2・3%減)のうち、旅客数29万7707人(同1・2%減)だった。
【SKY】スカイマークの国内線利用実績も回復傾向を示した。提供座席は27万4704席(前年比101.9%)、総旅客数は24万7321人(同100.2%)で、搭乗率は90.0%(前年91.5%)とやや減少。9日の下り便は97・0%、17日の上り便は95・2%とピーク時は高い水準を記録した。
宮古(下地島)発着は前年同水準の提供座席1万7700席の旅客数1万4766人(同93・7%)で搭乗率は83・4%(前年89・0%)となった。