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お父さんと一緒に宿題に集中する子どもも見えた =24日、市未来創造センター

夏休み最後の追い込み 宿題と笑顔が集う日曜日 図書館に響く鉛筆の音

 夏休み最後の日曜日となった25日、児童生徒たちも積み残した宿題の追い込みに入った。各地の図書館や学童保育、児童館などでは、夏休みの間に真っ赤に日焼けした児童らが、友達同士で懸命になって宿題に取り組む姿が目につくようになった。この日は最高気温32・0度を記録する暑さだったが、市未来創造センターは親子連れでにぎわった。涼しい館内には宿題に集中する子どもたちや、休みを楽しむ家族の姿が広がっていた。
 自習スペースでは作文を書き進める子が多く見られ、市内の女子児童は「家だと集中できないけど、ここなら落ち着いて書ける」と話し、真剣な表情で鉛筆を動かしていた。
 「二人で7月にはほぼ終わらせていたのに」と語る男児は友人の追い込みを手伝いに来館したという。「一番苦手な自由研究がまだだと聞いた。今から間に合うのかなあ」と苦笑いしながら、時折不安そうな表情も浮かべていた。
 また図書コーナーでは本を借りて調べものをする姿も見られ、静かな環境を生かしてそれぞれ集中して夏休みの課題に取り組んでいた。
 一方、宿題を早めに終わらせた子どもたちも訪れ、本を読んだり友達と遊んだりと、夏休み最後のひとときを楽しんでいた。
 館内カフェ「びおとーぷ」も家族連れや子どもたちでほぼ満席状態となり、飲み物や軽食を手に、にぎやかな雰囲気。夏休みを締めくくる週末を思い思いに過ごす姿があった。
 未来創造センター関係者は「この時期は宿題を片付けに来る小学生が多い。親子で過ごす夏休みの締めくくりの場になっている」と話した。
 子どもたちの夏休みはきょうまで。27日からは二学期がスタートし、各学校で始業式が行われる。

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