
宮古の地で結ぶ白球の絆 離島甲子園 アララガマが連勝発進
野球を通じて「島」と「島」の交流を深める。元プロ野球選手で「マサカリ投法」で親しまれた故村田兆治さんが提唱した国土交通大臣杯「第16回全国離島交流中学生野球大会」、通称「離島甲子園」が19日、伊良部、市民、下地の3球場で始まった。全国の離島から24チームが参加し、21日までの日程で熱戦を繰り広げる。初日の19日は、本市の2チームが熱戦を繰り広げた。宮古島アララガマボーイズは連勝し、きょうの3回戦へ挑む。

同大会は2005年(現在の名称は08年)から野球を通じた島外の仲間との交流、新たな人間形成や健全な少年少女の育成、そして島の振興を願う村田さんの熱い想いのもと、毎年夏に開催。今年の舞台は待ちに待った宮古島となった。
昨年大会準優勝の宮古島アララガマボーイズは、伊良部球場での1回戦で伊豆大島選抜(東京)と対戦。危なげない試合運びで勝利を収め、2回戦へ駒を進めた。
続く市民球場での2回戦では、隠岐の島あんやらーず(島根)を相手に9点差で大勝。順調に勝ち進んだアララガマボーイズは、きょう20日、伊良部球場で行われる佐渡市選抜(新潟)との3回戦に臨む。
対する佐渡市選抜は、1回戦で種子島選抜(鹿児島)に接戦の末に勝利。2回戦では龍郷選抜(鹿児島)に大勝しており、両チームの好勝負が期待される。
一方、宮古島選抜は下地球場での1回戦で徳之島選抜(鹿児島)と対戦したが、惜しくも敗れた。きょう20日、下地球場で奄美市選抜(鹿児島)との交流戦に臨む。
宮古勢の結果は次の通り。
【1回戦・伊良部球場】
伊豆大島選抜
000101|2
30003×|6
宮古島アララガマボーイズ
【同・下地球場】
宮古島選抜
0000100|1
000102×|3
徳之島選抜
【2回戦・市民球場】
隠岐の島あんやらーず
020002|4
44320×|13
宮古島アララガマボーイズ