
貴重な体験、今後へ生かす 豆記者交歓会 児童ら取材報告
宮古地区豆記者交換会(濱川成共会長)は16日、宮古教育事務所研修室で「第60次本土派遣豆記者取材報告会」を行った。宮古地区から参加した6人の児童生徒たちは赤坂東邸で秋篠宮ご夫妻との懇談、国会議事堂参議院見学や内閣府沖縄担当部局訪問などを報告。取材を通して貴重な体験をした児童生徒は「新しい知識と感動、人との出会いにあふれた特別な日々だった。この経験をこれからの学びに生かしていきたい」と話した。

第60次沖縄県豆記者交歓事業は、取材活動や交流活動等の体験を通し社会に対する視野を広げ、思いやりのある心豊かな児童生徒を育てることを目的に実施。今年は県内の小学5年から中学3年までの35人(本島地区27人、宮古地区6人、八重山地区2人)が参加した。
宮古地区からは上地健太さん(北中2年)、下地陽菜乃さん(伊良部島中2年)、長濱彩さん(同)、吉浜愛夢さん(同)、又吉悠迅さん(久松小5年)、仲間聖恵さん(城辺小6年)が精力的に取材活動を行った。
報告で上地さんは、5日間の活動を紹介しながら「沖縄本島の友達がたくさんできた。その中には話しやすい先輩が多く、質問にも優しく答えてくれた。今回の経験をこれからの学びに生かし、自分の夢や目標に向かって努力を続けていきたい」と話した。
長濱さんは「(豆記者活動を)温かく見守ってくれた家族に改めて感謝し、貴重な経験を生かして日々努力していきたい」と語った。
又吉さんは「石破茂総理大臣らと懇談し話せたことがうれしかった。国会議事堂は写真で見るより数百倍迫力があった。初めて見る建築物には感動した。5日間で培った体験を生かして成長し、社会に貢献できる大人になりたい」と話した。
濱川会長は「皆さんは取材活動を通して視野が広がったと思う。見て考えた経験をこれからの行動につなげ、人生においてのいろんな選択岐路に役立ててほしい」と期待を込めた。
保護者代表の下地勝さんは「報告を聞いたが、6人ともいろいろ考えながら取材したことが伝わった。貴重な経験をこれからも生かして成長につなげてほしい」と述べた。城辺小の仲地勝教頭も激励した。