
11月、地域懇談会開催 平良地区対象に呼び掛け 市が住民と課題整理
宮古島市は、地域課題や住民ニーズを直接聴取する「2025年度地域懇談会」を11月に平良地区を対象に開催すると発表した。嘉数登市長が6日に開かれた定例記者会見で「今年は宮古島市が合併して20周年の節目になる。この機会に皆さんとともに課題を整理し、次の10年、20年に向けて市政をよりよいものにしていきたい」と述べ、住民らの積極的な参加を呼び掛けた。
地域懇談会は、市内各地域の現状や意見を把握するために地域ごとの課題や問題、ニーズ、提案などを聞く場として行われており、昨年度は旧町村(城辺、上野、下地、伊良部)で実施された。
嘉数市長によると「多くの建設的な意見が寄せられ、対応可能な要望は速やかに着手し、ほかの案件についても進ちょく状況を整理し、11月ごろ市ホームページで公表する」としている。
予算上で地域懇談会枠は3千万円と設定されており、旧町村で要望のあった道路整備、カーブミラー、ガードレール、防犯灯などに対応しているとのこと。
今年度は平良地区が対象に実施。会場はいずれも市役所2階大ホールで▽北部地区=11月3日午前10時から、対象中学校区は西辺中、狩俣中、池間中▽東西地区=11月21日午後6時半から、同久松中、鏡原中▽市街地北=11月25日午後6時半から、同北小と東小併せた区域の北中▽市街地南=11月28日午後6時半から、同平一小と南小併せた区域の平良中―の日程で開催される。
参加対象者は対象地区にある全自治会長、学区体協、小・中PTA会長、対象区域の住民。なお、校区外に居住している人も参加可能ではあるが、対象地区の地域課題が意見交換のテーマとなるため理解を求めている。
市では各校区に在籍する自治会やPTAを通じて参加を呼び掛ける方針。個人で参加する場合は事前の参加申し込みおよびアンケート提出が必要で、締め切りは9月19日午後5時までとなっている。
問い合わせは市地域振興課(73・4905)まで。