
開催へ地元4社が支援 初の開催地として気運高め 離島甲子園 中学野球夢の舞台に期待大
8月18~22日に宮古島市を会場に開催される国土交通大臣杯「第16回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)」に向け、同実行委員会(委員長=嘉数登市長)へ地域企業から寄付が寄せられている。29日は4社の代表がそれぞれ市役所を訪れ、嘉数実行委員長に浄財を手渡した。大会は5日間、市内の各球場で開催され、宮古島選抜、宮古島アララガマボーイズの2チームが全国27自治体からから参加した強豪24チームに挑む。
同大会は、全国の離島地域の中学生が交流と競技を通じて絆を深める場として定着しており、今回は初めて宮古島市が主会場となる。
【宮古テレビ】
宮古テレビの上地克幸代表は浄財を手渡し「中学生が甲子園を目指して頑張る大会。過去にも宮古チームが勝っているので、今回は地元開催で、ぜひ地元チームに勝ってほしい。中継などを通してもしっかり応援していきたい」と述べ、子どもたちの活躍に期待した。
【大和建設】

大和建設の下地克三代表は「第8回大会(2015年)で息子が五島列島に行き、良い歓迎を受けた思い出がある。少しでも力になれればと思い、寄付を決めた。成功を応援している」と述べ、大会への惜しみない協力を示した。
【とみや商会・ミヤコン】

とみや商会の中尾忠筰社長は「島と島の交流だけでなく、多くの意味を持つ大会だと思う。子どもたちの成長のきっかけとなり、地元としても支援してい」と述べ、ミヤコンの渡真利勝副社長も大会成功への期待を込めた。
4社から金一封を受け取った嘉数実行委員長は謝意を示し「16回目を迎える今大会は、多くの方の思いが詰まった特別な大会。技術力だけでなく離島同士の交流を通して、離島の大切さを実感できる機会。市政20周年の節目に開催できることも喜ばしく、子どもたちにとって人間力を育む場にもなると思う。昨年準優勝だった宮古の子どもたちの努力が実るよう、皆さんの支援を受けながら記憶に残る大会にしていく」と述べ、宮古勢の活躍と優勝を願った。
大会は、8月18日午後4時からマティダ市民劇場で開会式。19日は伊良部、市民、下地の各球場で24チームが初戦および2回戦を戦う。20日は準々決勝、準決勝、交流試合を実施し、21日に伊良部球場で決勝、表彰式、閉会式を行う。また野球教室、キャッチボールクラシックで交流を深め、JTAドーム宮古島に会場を移したのち、「さようならパーティー」で大会を締める計画だ。