歩行者天国には多くの人であふれた =西里大通り出口付近

歩行者天国でにぎわう 宮古島夏まつり 屋台とゲームで3通り活気

 宮古島の夏の風物詩「宮古島夏まつり2025」(同まつり実行委員会主催)が開幕した25日、市平良の西里、下里、市場の3通り一帯で恒例の歩行者天国が開放された。初日は午前の「豊年祈願祭」に始まり、夕方には歩行者天国で3通りは多くの市民や観光客でにぎわった。また特設ステージイベントも催され、年に2日間だけの活況に大勢の人が楽しんだ。
 台風の接近が心配されたが、午後6時からは平良下里ハイビスカス通りで「第17回ちゅらしま児童駅伝大会」が開催され、出場した市内の10チームの子どもたちが懸命にたすきをつなぎ、見事な疾走とチームワークで西辺小男子ミニバスケットボールチームが優勝を飾った。
 歩行者天国となった市内商店街には屋台が並び、家族連れや観光客が食べ歩きやゲームを楽しみ、3通りは熱気に包まれた。
 公設市場前の特設ステージでは開幕時から多彩な演目が繰り広げられた。トップバッターはSPEIRAによる元気なチアダンス。その後もダンスパフォーマンスが華やかに披露された。
 また、宮古島観光協会はこれまで親しまれていた「ミス宮古島」から呼称を変更した「宮古島観光アンバサダー」のお披露目も行われ、観光使節としての役割が新たな3人に引き継がれた。
 その後、宮古島創作太鼓衆「みいかじぅーし」による創作エイサーのステージでは力強い太鼓の響きと躍動感ある演舞に観客からは大きな拍手が送られた。
 例年と違い、ダンスパフォーマンスだけでなく、宮古島の伝統芸能も盛り込まれ、この日は川満棒踊り保存会が島の文化を感じさせる演目を披露。市民だけでなく観光客の目は釘付けとなった。さまざまな催しがステージを彩り、午後9時に全プログラムが終了した。
 宮古島夏まつりはきょう26日まで開催され、歩行者天国は午後5時に開放。伝統芸能では保良ヨンシー保存会が出演するほか、先島ダンスリーグ決勝大会や宮古青年会議所(JC)による名物の東西大綱引きなどさらなる盛り上がりが予定されている。

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