市民を対象にした特定健診など集団健診が始まった =市保健センター

集団健(検)診が始まる 「健康チェックを」 市民に受診呼び掛け

 宮古島市の2025年度夏の住民健診(基本健診、特定健診、長寿健診)とがん検診(肺がん、胃がん、大腸がんなど)の集団健診が30日から市保健センターで始まり、市に住民登録している市民らが問診表に記入後、血圧測定や血液検査などを受けた。同健診は7月、10月の年に2回実施しており、受診率向上に向けては街頭で周知活動を行った。受診率向上へはインセンティブキャンペーン(早期受診特典)も実施している。健康増進課は「健康チェックのためにも受診してほしい」と呼び掛けている。
 同課によると日本人の死因は血圧、糖尿病、脳血管疾患、心疾患など生活習慣病の割合が高いという。特定健診は生活習慣病となるメタボリック症候群に着目したもので病気の発症や重症化の予防が目的。集団健診(検診)は5日まで。受付時間は午前8時30分~11時、午後1~3時となっている。
 基本健診は20~39歳、特定健診は40~74歳、長寿健診は75歳以上の後期高齢者らが対象となっている。
 特定健診などのハガキを手にした市民らは受け付けを済ますと問診表で体の状態などを記入し、血圧測定、身長・体重測定、尿検査(糖、たん白、潜血)、血液検査(肝機能、脂質、血糖)などのあと医師の診察を受けたほか、保健師や管栄養士、看護師のブースでは昨年度の検査、この日の血圧測定など検査項目を見ながらの保健指導も行われた。
 インセンティブキャンペーンは、4月1日から11月29日までの期間に健(検)診を受けた人に抽選で▽健康グッズ(6人)▽調理器具(4人)▽旅行券(6人)▽商品券(50人)▽ガソリン給油券(26人)―といった豪華賞品がプレゼントされる。
 対象者は市に住民登録がある20~39歳で基本健診を受けた人、20~74歳の大腸がん健診を含むがん検診を受けた人。集団健(検)診や市の契約する個別医療機関を受診した人に限られ、職場健診は対象外となっている。
 受診状況を確認した上で抽選は2回に分け、1回目は4~7月受診者が9月ごろに、2回目は8~11月受診者が来年2月ごろに行われる。当選者には義務履行調査を実施したあと当選通知書が送られる。
 問い合わせは市健康増進課(73・1978)まで。

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