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生産者らの表彰も行われた =18日、JAおきなわ宮古地区本部・ホール

20年節目に過去最高売上 あたらす市場 「安心・安全・新鮮」で7.9億円超 地元農産物に熱視線

 JAファーマーズマーケットあたらす市場出荷協議会の第20回生産者大会が18日、JAおきなわ宮古地区本部で行われ、2025年度事業計画などを報告した。これからも「安心・安全・新鮮」な島産農産物を地域住民に提供し、地産地消運動を推進していく。24年度の販売額は7億9199万円(前年度比7%増)、年間来店客数は1万3721人増の37万4715人となり、過去最高の23年度を上回った。また年間販売額が上位の生産者らの表彰も行われた。
 24年度販売実績を見ると野菜が2億561万円で計画比120%、前年比4%減だったが島らっきょう、オクラ、ナスが好調だった。果実はマンゴーが前年を大きく下回ったがメロン、島バナナ、スイカなどの売上が順調に伸び計画比82%、前年比5%減で1億354万円。精肉は計画比95%、前年比11%増となった。その一方で鮮魚は計画比146%、前年比70%増で1600万円、精米は計画比111%、前年比49%増の5570万円となった。会員登録数は3月末時点で638人。
 25年度事業計画では12月に予定している同市場開店20周年記念事業をはじめ、さらなる成長へ向け▽地産地消を推進し、地域農業振興および生産者の所得向上▽女性や高齢者の参画による生きがいづくり▽SNSを活用し、生産者と消費者との新たなコミュニケーションを図れる店舗づくり―などを挙げ、安全安心な農産物の販売に向け▽毎月の防除日誌の提出▽品目別農薬残留検査▽農薬適正講習会―などを生産者に求め、信頼される店舗づくりに努める。
 同協議会の砂川裕貴会長は「日々、新鮮で旬の野菜や果物を数多くそろえてくださった生産者やスタッフ、あたらす市場に関わる皆さまのおかげ」と謝意を示し、20周年記念事業を盛大に行うことを宣言した。
 表彰者は次の皆さん。
【年間総合売上賞】宮平武尚【年間躍進賞】上原日出史【年間新人賞】本永晃央【項目別年間表彰】野菜=ドーティ・リン▽果実=新垣和則▽花弁=比嘉一宏▽精肉=平良幸雄▽鮮魚=長崎輝義▽惣菜=御手洗立美▽加工品=与那覇悦子▽チルド=安良城政彦▽一般食品=下地康信▽菓子=与那原将邦【特別表彰(勤労感謝)】新垣好広(あたらす市場副店長)▽上原静子(同職員)▽狩俣清美(同)(敬称略)

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