
中高年障がい者支援策 市議会一般質問・久貝美奈子氏 市が女性の声集める試み
久貝氏は、障がいのある40代・50代は、地域とのつながりが希薄となる中で、就労や生活に加えて、親亡き後への不安など複合的に課題を抱えているとして、孤立を防ぐ地域の包括的な支援の必要性を訴え、市の支援体制を質した。
市は「一般就労支援は、障がい者就労生活支援センターが担い、一般就労が困難なケースは通所事業所の支援員サポートにより就労機会を提供する」と説明。さらに、親亡き後の支援として「ヘルパーや通所サービスに繋げるほか、グループホームや支援施設への入所支援を行う」と回答した上で、不安や課題を抱えた際は早期に市へ相談してほしいと話した。
久貝氏は、市の支援を受けて中高年障がい者の居場所づくりを実施しようとする際、個人でも申請できるかと問い、市は「簡易でいいので団体での申請が望ましい」と応じた。
また久貝氏は、市長と女性たちの対話による女性活躍推進を目指して、市長の後援会が実施しているウーマンズミーティングの活動を評価した上で、「この試みを行政事業に引き上げて、より多くの女性の声を市政に反映する機会にしてほしい」と要望した。