
「オクラの格安販売」好評 消費拡大キャンペーン JA宮古専門部会 市民らヘルシー野菜購入
6月6日の「オクラの日」にあわせた消費拡大キャンペーン(JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会主催)がJAファーマーズマーケットあたらす市場で行われた。キャンペーンでは出荷最盛期であり、夏場の健康維持に役立つ素材とアピール。採れたての宮古島産のオクラが格安で販売され、多くの市民、観光客らが買い求めた。宮古地区は2014年に県拠点産地の認定を受け、その後は生産農家や生産量が増え、24年度の出荷量は121㌧、販売額は1億3500万円となり、5年連続で1億円を超えた。
「オクラの日」は宮古島産オクラの消費拡大とブランド化を目指し、オクラ特有のねばりを方言で「ムツムツ」と言うことにちなみ、語呂合わせで「6月6日」と14年に制定。キャンペーンは「ヘルシー夏野菜オクラでパワーアップ!」のテーマで開催された。
オクラは1千袋が用意され、1袋(12本入り)80円で販売。午前9時の開店と同時に店内に入った市民らは格安のオクラを手に取り、次々と購入した。
70代女性は「安く買えたので最高」と笑顔。「茹でてキムチの素を掛けて食べる。普段からオクラは購入し、おいしくいただいている。このようなキャンペーンはうれしい」と話した。娘に頼まれたという60代男性は「(格安は)うれしい。多めに買ってしまった」と語った。
砂川康男オクラ専門部会長は「部会員の協力で準備し安く提供できた。(今期は)3、4月の気温が低かったので出足が遅くピークがずれている。品質は昨年度と同じく良く、(県外の)市場からも宮古島産は品質が良いという評価を受けている。これから台風が心配だが部会員みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話した。
店舗入り口では、市食生活改善推進員協議会が「オクラ食べネバ!ヘルシーレシピ」を配布した。
レシピには「ヘルシーしゃきしゃき和え」「オクラのささみロール焼き」「オクラ入りミネストローネ」を紹介。材料や作り方、一人分摂取量も記され、「ヘルシーしゃきしゃき和え」は「野菜や海藻、きのこを取り入れたビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷりの簡単な和え物。しゃきしゃきとした歯ごたえが楽しめる」とPRした。