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指差呼称でスローガンを確認する参加者ら =市未来創造センター多目的ホール

労働災害ゼロへ安全活動 宮古地区安全大会 参加者ら大会宣言で誓う 労基署「働き方改革」など説明

 2025年度宮古地区安全大会(県労働基準協会宮古支部など主催)が4日、市未来創造センター多目的ホールで行われた。事業者や労働者らが参加し、指差呼称で全国安全週間のスローガンを確認し、「安全で安心な職場環境を作っていくため事業者と労働者が一体となり、災害ゼロを目指した安全活動に取り組んでいくことを誓う」と宣言した。大会では働き方改革(時間外労働の上限規制)への対応、災害事例と対応・対策についての説明も行われた。
 25年度全国安全週間は「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」のスローガンの下、7月1日から7日まで実施される。6月は準備期間となっており、これまでの労働災害発生状況等を分析し、安全対策を確認しながら労働災害防止の重要性を認識する。
 県労働基準協会宮古支部、建設業労働災害防止協会県支部宮古分会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部、陸上貨物運送事業労働災害防止協会県支部宮古分会は宮古地区安全大会を開催し、安全活動への取り組みを確認した。
 主催者代表であいさつした県労働基準協会宮古支部の渡真利勝支部長は「宮古圏域の雇用情勢は観光客増加とともに人手不足は喫緊の課題であり、安全活動が一層求められている。熱中症対策として厚生労働省が6月から事業者に対策を義務付けており、各事業場における災害防止の推進、熱中症対策環境整備などに取り組み、労使一体となって『多様な仲間と築く安全未来職場』を目指して頑張るようお願いしたい」と述べた。
 来賓の宮古労働基準監督署の瀬底正亮署長もあいさつし、働き方改革や夏場において労働者らを守る熱中症の対応について説明。同署労災・安衛課の中野哲太郎労働基準監督官は、安全週間趣旨や災害事例と対応・対策について説明した。
 大会宣言では「安全は企業活動の根幹であり、働く者が安心して働き、健康でいられることは何よりも優先されるものである。全国安全週間スローガン『多様仲間と 築く安全 未来の職場』の言葉どおり、一人一人が安全に対する意識を高めあい、安全を心がけた行動を実践し、災害ゼロを目指した安全活動に取り組むこと、安全活動を維持するだけでなく様々な意見を求め、よりよいものを取り入れていくこと等を行い『安全第一』を新たな時代へ継承していく」を採択した。

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