ふれあいおはなしフェスティバルには多くの親子連れが訪れた =1日、伊良部公民館

おはなしフェス開催 地域と子の絆深める 赤い羽根募金活用 多彩なプログラム

 第22回ふれあいおはなしフェスティバル(市社会福祉協議会主催)が1日、伊良部公民館で開催された。会場には多くの親子連れが訪れ、温かな雰囲気の中、手話ソングや読み聞かせ、手話劇など多彩なプログラムが繰り広げられた。冒頭のあいさつで野原勝会長は「地域の皆さんと一緒に子どもたちの成長を見守り、温かく支えていける場となることを願っている」と述べた。
 同フェスティバルは赤い羽根共同募金配分金で運営され「子どもは地域の宝」というテーマの下、地域住民と子どもたちがともに成長を喜び合い、交流を深めることを目的に毎年企画されている。
 オープニングでは、出場全団体が「にじ」「まほうのことば」の2曲を手話ソングとして披露。来場した子どもたちも一緒に手話をして楽しんだ。続いて、下地児童館母親クラブが「三びきのやぎのがらがらどん」をオペレッタ形式で演じ、会場の子どもたちを物語の世界へと引き込んだ。
 さらに、上野小ぷからすサークルによるパネルシアター「はらぺこあおむし」や、久松小読み聞かせの会、アトム&平一小MoMoによるペープサート「どうぞのいす」など、親しみやすい演目が続いた。手話サークルひまわり会の「大きなかぶ」(手話劇)では、手話の楽しさと表現力に親子ともに魅了される場面も見られた。
 フィナーレは特別参加となる伊良部島小中学校6年生が創作クイチャーを披露。元気いっぱいの踊りに、客席からは大きな拍手が送られた。
 来場した保護者の一人は「子どもと一緒にいろいろなお話に触れ、楽しい時間が過ごせて、地域の皆さんの温かさも感じた」と笑顔を見せていた。

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