2024年度事業報告などを承認した定時総会 =28日、市未来創造センター多目的ホール

受注契約は1億2769万円 市シルバー人材セ総会 会員拡大、デジタル化促進

 宮古島市シルバー人材センターの2025年度定時総会が28日、市未来創造センターで行われた。24年度事業報告および収支決算など議案について審議し、原案通り承認した。24年度の受注件数は820件で前年度(846件)に比べ26件減、受注契約額は1億2769万1139円で同(1億1893万9960円)比875万1179円増加したことが報告された。25年度は会員の拡大やデジタル利用を促進し、引き続き安全就業の確保に取り組むとしている。役員改選もあり、新理事長に来間克氏が選任された。

来間克氏


 宮古島市シルバー人材センターの2025年度定時総会が28日、市未来創造センターで行われた。24年度事業報告および収支決算など議案について審議し、原案通り承認した。24年度の受注件数は820件で前年度(846件)に比べ26件減、受注契約額 川満理事長は「人生100年時代と言われている中で、今後の経済活動を維持するためには高齢者の知識や能力の活用が不可欠であり、意欲と能力に応じて年齢に関わりなく働くことができる『生涯現役社会』の構築が求められている。その一翼を担うシルバー人材センターの役割はますます重要となっている」とあいさつした。
 来賓の嘉数登市長(代読)、市議会の平良敏夫議長(代読・長崎富夫副議長)、県シルバー人材センター連合の翁長聡会長もあいさつした。
 24年度事業報告では、市の60歳以上の高齢者は35%を超え、シルバー人材センターの担う役割は大きく、基本理念である「自主・自立」「共働・共助」に基づき、会員拡大の説明会やボランティアなどの社会参加活動、シルバー派遣事業に取り組んできたことを説明した。
 受注契約額、就業率は前年度比で増加したが、受注件数、就業延人員、会員数は減少。受託事業では高齢者に相応しい地域に密着した仕事を家庭、民間事業所、官公庁などから有償で引き受け、能力と希望などに応じて請負又は委任の形式により提供した。
 普及啓発は地域の高齢者に同センター事業を周知し、10月の同促進月間では「豊旗の塔」のボランティア清掃活動、役職員によるリーフレットの配布を行った。
 25年度は役職員一体となり魅力あるセンター作りを目指し、地域社会の期待に応えられるよう「自主・自立・共働・共助」の基本理念で事業を進めるとした。受託事業は地域に密着した仕事を引き受け、会員の能力、希望などに応じて提供し、受注契約額は1億7135万円を目標に掲げた。
 選任された理事、監事は次の通り。
【理事】来間克(再任)=理事長▽川平敏光(新任)=副理事長▽豊見山京子(再任)▽友利盛三郎(再任)▽砂川明男(再任)▽友利敏夫(再任)▽宮里ヒサエ(再任)
【監事】仲宗根均(再任)▽砂川信雄(新任)

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