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行政連絡員を対象に行われた赤十字活動資金募集説明会 =市役所

目標額620万円達成へ 赤十字社県支部 災害救護など活動資金 2025年度市地区募集 行政連絡員らに説明

 2025年度宮古島市地区赤十字活動資金募集説明会が23日、市役所2階大ホールで行われた。日本赤十字社県支部の職員らが資金募集に携わる行政連絡員に説明し、今年度の目標額620万7000円の達成に向けて協力を呼び掛けた。「人間のいのちと健康、尊厳を守る」ための活動を行っている赤十字の歴史や日本赤十字社事業の説明もあり、市民から寄せられた会費は災害救護、救護看護師の養成、青少年赤十字活動、講習普及活動などに充てられる。
 説明会は午前中が平良地区、午後は城辺・上野・下地・伊良部地区の行政連絡員を対象に実施し、活動を支えている赤十字奉仕団のメンバーも参加した。
 開会あいさつした市生活福祉課の宮國英輝課長補佐は、前年度の活動資金への協力に感謝し「市民の皆さんから頂いた会費は赤十字社の活動資金や医療救護の活動などに充てられる。活動資金はなくてはならないものであり、今年度も皆さん方の協力で目標額が達成できるよう頑張っていきたい」と述べた。
 25年度目標額は前年度と同額の620万7000円。過去5年間の実績は20年度が447万8471円(目標額810万9000円)達成率55・2%、21年度が500万3307円(同620万7000円)達成率80・6%、22年度が518万4045円(同620万7000円)達成率83・5%、23年度が554万3674円(同620万7000円)達成率89・3%、24年度は466万9731円(同620万7000円)達成率75・2%だった。
 赤十字の歴史、日本赤十字社の事業などについては県支部総務課振興係長の小林直樹さんが説明した。
 日本赤十字社の基本原則は世界中の赤十字が共有する人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性を基本原則に行動していると述べた。事業は災害救護、救護看護師の養成、国際活動、青少年赤十字活動、講習普及活動、ボランティア活動、医療事業、社会福祉活動、血液事業を紹介。災害救護業務は医療救護、救援物資の備蓄・配分、災害時の血液製剤の供給、義援金の受付・配分などを説明した。
 県支部の救護班はこれまで県外が阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震などに派遣された。県内では聖マタイ幼稚園不発弾爆発事故、沖国大米軍ヘリ墜落事故、中華航空機炎上事故などに出動している。

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