
和田さん指導の元気教室 介護予防、地域で「ワイドー」 運動と皆で集まる楽しみ
宮古島市老人クラブ連合会の2025年度介護予防啓発事業の平良地区「ワイドー教室」が20日、未来創造センターで行われた。参加者らは運動指導士の和田芳勝さんによる指導の下、ストレッチや筋トレ、足指・足裏体操をボールなど4つの道具を使った運動で汗を流し、元気はつらつ和気あいあいに取り組んだ。
同教室は高齢者一人ひとりが生きいきと自分らしく生活していくために、主体的に介護予防に取り組むことで介護予防や社会参加の促進および生きがいづくりを目的としている。対象は65歳以上となっている。
平良地区は13日から始まっており、全14回で今回が2回目。毎週火曜日に同センターで実施されている。80人以上が参加し、最高齢は87歳とのこと。
参加者はイスに座ったままできる運動から日常生活の中で簡単にできる運動、膝・腰を守るための筋トレ、リズムに合わせて体を動かす、下半身(太もも、お尻り)の筋トレのほか音楽に合わせた体操を楽しんだ。
また今回は直径30㌢ほどのリング、ソフトバレーボール、ゴルフボール、ゴムチューブを使った運動を実施。そのうち、リングを使った運動では転倒防止やバランス感覚を養うために足の出し入れやステップなどで体を動かし、「三百六十五歩のマーチ」「ワイドー」の楽曲に合わせた体操も行われた。
和田さんは「皆さんで集まって楽しんでいただけることが大事。その上で筋力をつけ、柔軟性とバランスを身に付け、体力をつけることが最も大切なこと」と述べ「各動きを理解してもらい、教室で覚えた動きが日常生活の中で無意識のうちにできるようになることが目標」と強調した。
同連合会の担当者は「同教室の参加者はどんどん増えてきている。皆さんで楽しみながら健康維持ができるようサポートしていきたい」と話した。
同教室は平良地区のほか、上野、伊良部も始まっており、下地と城辺両地区は7月ごろに募集を開始し、8月にスタートする予定とのこと。