久志本部長(左から2人目)らからゴーヤーを受け取る野原会長(同3人目) =8日、宮古地区営農振興センター

地域支援へ栄養豊富なゴーヤー あたらす市で10日即売会 今期生産概況も発表

 きょう10日午前8時半から開催される2025年宮古地区「ゴーヤーの日」キャンペーンを発表したJAおきなわ宮古地区本部の久志隆盛本部長らは8日、宮古地区営農振興センターで市内7つの居場所支援事業所へゴーヤーの贈呈式を行い、合計200㌔のゴーヤーを寄贈した。また24年期作のJA宮古地区ゴーヤー生産概況も発表した。
 この取り組みは、地域の農産物を通じた食育支援の一環として続けられているもので贈呈式では、久志本部長が「地域の子どもたちのために、有意義に活用していただければうれしい」とあいさつし、各関係者に手渡された。
 寄贈されたゴーヤーは市社会福祉協議会を通じて、各事業所へ配布される予定だという。
 市社協の野原勝会長は「毎年こうして大切に育てられた新鮮なゴーヤーを提供していただき、心から感謝している。たくさんの子どもたちに栄養のあるおいしいゴーヤーを届けたい」と感謝の言葉を述べた。
 24年期作については寒波の影響もあったが、天候は比較的よく、23期より10日ほど早い10月27日に初出荷を迎えた。初出荷から4月26日時点では304㌧で一日当たり約1・5㌧程度だったが、7日までの約2週間で3・5㌧まで上昇し、今後もより多くの出荷が見込まれるとのこと。今期作は生産農家101人、栽培面積1040㌃。

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