
3月雇用の動きを発表する比嘉所長(右)ら
=宮古公共職業安定所
有効求人倍率1・34倍 宮古職安3月雇用 多様な働き方増える
宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古・比嘉康所長)は2日、3月の雇用の動きを発表した。有効求人倍率は1・34倍となり、前年同月比0・08ポイント減少。新規求人数は457人で同比14・4%(77人)減少した。就職件数は703件で同比86・5%(326人)増となり、8カ月ぶりの増加に「採用ニーズが高い状況が続いている」と見ている。
産業別新規求人(前年同月比・増減10人以上)は建設業39人で85・7%増、製造業47人で56・7%増などとなり、運輸・郵便業17人で54・1%減、宿泊業・飲食サービス業89人で33・6%減などとなっている。
新規求職申込件数は226件で前年同期比6・2%(15件)減少。就職件数は703件で同比86・5%(326件)増加した。県内は695件で同比85・8%(321件)増、県外は8件で同比166・7%(5件)増となった。
比嘉所長は、最近の雇用形態について「正社員の働き方だけでなく隙間時間や週3日などいろんな働き方を求めている方が多くなっている。(求人者も)それらに合わせた雇用を考えていかないと人の確保が難しくなっている。ハローワークも紹介だけでなく求人者と求職者が会えるような機会を設けていきたい」と話した。
5月の企業説明会は8日(午後2時)宮古厚生園、15日(同)日清医療食品沖縄支店、22日(同)宮古島の雪塩、29日(同)大米建設が予定している。場所はハローワーク宮古2階会議室。問い合わせはハローワーク宮古(72・3329)。