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2025年度活動計画などを承認した社員総会 =市未来創造センター多目的ホール

宮古方言保存継承へ 「ノート複写本」日本語翻訳 市文化協会社員総会 副会長に倉持さん選任

 宮古島市文化協会(饒平名和枝会長)の第8回定時社員総会が19日、市未来創造センターで行われた。2024年度活動、共催・後援等実績の報告、25年度活動計画・予算など議案について審議し、原案通り承認した。理事欠員に伴う選任は下地政昭さんを承認し、副会長には倉持利明さんを選任した。25年度からは宮古方言保存継承事業がスタートし、ニコライ・ネフスキーの「宮古方言ノート複写本」の日本語翻訳版が刊行される。
 饒平名会長は、24年度で実施した▽市民総合文化祭▽鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会▽新春市民書初め会▽宮古島文学賞―などを取り上げながらあいさつ。宮古島文学賞には「幅広い年齢の方々が関心を持ち応募くださることに深く感謝している」と述べた。関連事業の第1回U18短い物語コンテストは「子どもたちの深い思考と感性豊かな作品に感動した」とたたえた。
 25年度では宮古島市からの補助金(一括交付金)を活用して宮古方言保存継承事業が新たにスタートすることを伝えた。
 この中では「ニコライ・ネフスキーの『宮古方言ノート複写本』の日本語翻訳版を刊行する事業となっている。1年目は複写本のデータ化に取り組み、関連するシンポジウムや講演も予定している」と述べた。
 25年度活動では市民総合文化祭、宮古島文学賞、U―18短い物語コンテスト、鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会などに取り組むことの説明があった。島外では「危機的な状況にある言語・方言サミット」(石垣島)、「しまくとぅば語やびら大会」(糸満)などにも参加する。
 25年度理事、監事、事務局は次の皆さん。
 会長=饒平名和枝▽副会長=砂川春美、平良絹代、倉持利明▽理事=新城美津枝、根間和美、平良務、池間正樹、斉藤和美、上地誠賢、上地直哉、上地恵美子▽監事=前川尚誼、福家敦朗▽事務局長=松谷初美、事務局=下地律子、新田由佳、下地高子(敬称略)
 25年度各部会長は次の皆さん。
 書道部会=田場啓子▽美術部会=伊良部映里▽華道部会=斉藤和美▽盆栽部会=中村逸子▽写真部会=平良務▽園芸部会=平良耕次郎▽児童文化部会=奥平久乃▽文芸部会=上地恵美子▽郷土史部会=久貝春陽▽織物部会=新里玲子▽音楽部会=洲鎌律子▽生活文化部会=砂川勝美▽芸能部会=倉持利明▽方言部会=砂川春美▽芸術劇場部会=與那覇俊和(敬称略)

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