
万全の態勢で挑む超人たち 熱く感動のレースへ けさ7時号砲、限界に挑戦
第39回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)が20日午前7時、下地与那覇の前浜ビーチをスタートし、スイム、バイク、ランの3種目で熱いレースを展開する。39回の歴史を重ねた今大会には1491人がエントリーしており、宮古島を舞台に感動のレースを演出する。レース前日の19日は選手らがコンディションを整えるとともにバイクの点検やコースの最終確認をするなど本番レースに備えた。
18日に行われた開会式で本番ムードが一気に高まったトライアスロン宮古島大会は、レース前日のコースにバイクやランを走り、最終調整する選手たちの姿が見られた。
下地の宮古島東急ホテル&リゾーツ敷地内では「万全な態勢でレースに臨みたい」とバイクの点検に追われた。
バイクコースでは路面の状態やコーナー、ブレーキングポイントを確認し、スイム会場では水温や波、風、潮流の状態を確かめながらレース本番に備えた。
本番を前に実行委員会も最終チェックに追われた。水泳、自転車、マラソンの各部はコースの安全点検を行い、連絡安全部は通信体制を確認した。最も重要な部署とされる医療救護や計時記録の担当らも当日に向けて最終点検作業を行った。ゴール会場の市陸上競技場でも同実行委らが慌ただしく準備に取り掛かっていた
レースは、20日午前5時から出場選手の最終登録があり、同6時10分から50分までスイムの受付が行われる。5時半からは競技実施検討委員会を開き、気象条件を踏まえて競技内容を決定する。条件が満たされれば予定通り午前7時のスイム3㌔(制限時間午前8時50分)、バイク123㌔(同午後2時92㌔地点5時間40分)、ラン35㌔(同午後7時、25㌔地点10時間30分)の競技が行われる。
今大会の1491人のうち、男1305人と女186人。そのうち島内からは64人(男52人、女12人)で海外からは15カ国88人が出場する。
宮古島地方気象台によると、19日午後5時の発表ではきょうの天気はくもり。最高気温は27度、風の強さは9㍍以下、波の高さは1㍍を予想している。アスリートにとっては走りやすい環境となりそうだ。