
「やびじ交流サッカー」開幕 女子は6チーム熱戦 男子U12、15、18も 市制20周年・協会50周年
市制20周年記念・宮古サッカー協会50周年記念「2025やびじ交流サッカー宮古島大会」(市・市教育委員会主催)が22日開幕した。22日と23日は前福多目的運動場で女子の試合が行われ、宮古高校や那覇西高校、北海道文教大学付属高校など6チームが熱戦を展開している。他地域のサッカーチームを招待しての交流試合は地元チームにとっては刺激となり、レベル向上の強化にもつながる。30日にかけては男子のU18、U15、U12の試合も行われる。主催者は「多くの市民に会場に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
女子の試合には宮古高校、那覇西高校、那覇ガールズ、北海道文教大学付属高校、那覇商業高校、UNITYガールズ宮古の6チームが出場した。初日の22日は予選リーグ、23日は決勝トーナメントの準決勝、3位決定戦、決勝戦が行われる。
午前9時半から始まった予選りーグでは熱戦が展開。宮古高校対那覇西高校の試合は後半に2点を入れた那覇西が2―0で宮古に勝利をおさめた。
試合は前半、那覇西がゴール前でパスをつなぎ何度か攻撃した。宮古は攻められながらも相手のパスを奪うなどして耐えた。攻撃では2度ほどゴール前でパスをつないだがシュートまではいかなかった。
後半も那覇西の攻撃を宮古が守るという試合となった。その中ゴール前でボールを奪った那覇西の選手がそのままシュートし1点を入れ、その後も1点を追加し2―0とした。宮古は相手陣営までパスをつなぐもシュートを決めることはできなかった。
宮古高校の屋嘉比政司監督は「前半は足が動き、いい展開だったが、後半は体力が落ちたところをやられた」と振り返った。
1・2年のチームは昨年10月から始動したという。「(島内で)同じ年代のチームと試合することがないのでいい経験になった。大会を通して試合に出ることができたのは収穫であり、6月の県高校総体に向けてもいい経験になった」と話した。
キャプテンの高木晴禾さんは「前回の選手権は8―0、今回は2―0で相手のパスにやられたが皆で声を掛けあい、うしろからのインターセプトもあったから抑えられた」と手応えを感じている様子だった。
この日は那覇ガールズとも対戦した。県高校総体に向けては「4月に入学してくる1年生を加入し、今は任せられているポジションの役割をしっかりできるように練習していきたい」と語った。
同大会は他地域のサッカーチームを招待し交流することにより、宮古島の魅力を再認識するとともに宮古島に愛着を感じ、未来に向けて夢と希望にあふれた宮古島を引き継いていくことや人間形成、健全な青少年の育成を促進することを目的に開催される。
同記念事業実行委員会の饒平名正委員長は「今回市の協力をいただき子どもたちのためにサッカー大会を開催したいとの希望が通った。島外から強いチームが出場しており、女子でもこれだけのチームを集めた大会は初めて。これを機に盛り上がってほしい」と期待を寄せた。