各占いが体験できるエリア =JTAドーム宮古島

ドームが癒やしの空間に ヘッドスパから占いまで楽しめる 16日まで万博開催

 「占い・スピリチュアル万博2025in宮古島JTA導夢」が15日、JTAドーム宮古島で開催された。日本全国から集まった占い師やヒーラーによるブース、マッサージ、整骨、ヘッドスパを体験できるボディーケアブースのほか、会場中央には水琴が設置されるなど会場いっぱいに癒やしの空間が広がった。会場外にはキッチンカーも並び、ステージではさまざまな講演や対談が披露された。同イベントはきょう16日午後7時半まで行われる。

大野代表(左端)らによる水合わせの儀


 同イベントは、はなまる弁当を運営するスカイネット社取締役の立野奨さんが実行委員長を務め、昨年秋ごろから計画されたという。
 立野さんは「大人より、引きこもりや不登校の子どもたちが運営の中心で動いている。彼らが学校でできなかった文化祭や体育祭などを体験してほしいとの思いから企画した。やるなら盛大にと考え、ここまで大きくした」と語った。
 セレモニーでは水琴と日本各地や島内各地の神聖とされる水を持ち寄った水合わせの儀で開会。会場中央に設置された水琴の森で音・環境プロデューサーでディーズ・コーポレーション(京都市)の大橋智夫代表が進行して行われた。
 占いエリアには10以上の占いブースが置かれ、占星術やタロット、手相、アカシックレコードリーディングなど多種多様で占い教室も設置。そのほかボディーケアエリアは、もみほぐし、リンパマッサージ、脱毛などが体験できる。
 各ブースで一回1千円以上支払うことでスタンプ1枚がもらえ、4個集まると500円券と引き換えることができる。
 占いを体験した平良西仲宗根の女性は「宮古の人の場合、占いは敷居が高く、切羽詰まった状態でやっと誰かに連れて行ってもらうイメージ。気軽にできるし、託児できる遊び場もあるので来てよかった」と話した。
 また、ステージではこの日、サンゴ再生活動を行うジンカムの陣内義浩さんと大橋さんによる水にまつわる講演も行われた。陣内さんはダイビングインストラクターとして伊良部島で25年間、海のガイドを行う中で年々、海の環境状態が悪くなっていくのを感じたことから環境保全や再生に取り組んでいるという。
 その中で「8年前から海の再生には陸上からということを訴えてきたがこれまで、エビデンスがないと相手にしてもらえなかった。それが大学の研究で明らかになった」と述べ、「陸の水の使い方について伝えることができ、うれしく思う」と語った。
 きょう17日は午前10時15分から祈り開きを行い、午後1時からは大野代表と立野さんによるセッションが行われる。

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