
前大会の反省生かし、進捗報告 トライ第3回専門委 緊急時デュアスロンの確認も 各専門部が状況共有
4月20日号砲の第39回全日本トライアスロン宮古島大会の第3回専門委員会全体会議が12日夕、市役所で開かれた。大会副実行委員長の久貝順一企画政策部長は「大会がいよいよ近づいてきた。安全安心な大会にしていくため、皆さんの忌憚ない意見を頂戴したい」と呼び掛け、各専門部長らから進捗状況報告や事務局から緊急時のデュアスロンの実施についての説明が行われた。
本会議では緊急時の対応、デュアスロン、実行委各専門部からの進捗状況について話し合いが行われた。
地震および津波への緊急対応については当日、宮古島近海で地震が発生し、津波注意報が発表された時点で水泳競技は中止とし、安全が確認された場合は緊急対策会議を開き、ラン、バイク、ランのデュアスロン実施を協議し判断するとした。
また、警報発表時の避難についての周知では放送部からの通告時点で下地小、下地中の各校への速やかな避難を呼び掛け、経路なども確認。緊急時の陸上での避難誘導や避難方法についての説明も確認された。
具体的には風速が約7㍍でもコース海域の測定箇所が南の風であれば直接的な影響がないため実施。風速10㍍ほどでも北の風であれば島かげになるため同様に影響がないことから実施は可能とのこと。
自転車部からは東急入り口から裏口の方までのカラーコーンを設置していたが、伸ばして緊急車両の導線を確保する予定なども報告され、通行許可証が多いことから聞き取りをして発行枚数を減らしていくとの意見も上がった。
そのほか、会場設営部からはこれまで水泳会場のVIP席は設けないとしていたが設置することや、救護班からは市総合体育館が建て替えにより使用不可のため、市陸上競技場に救護ブースを設置するが、点滴は行えないことから宮古病院もしくは宮古島徳洲会病院へ搬送されることも共有された。
また、前回大会での一般人の迷惑行為への注意の要望や反省を生かした準備に取り組んでいることなどが各専門部長から報告された。
今大会は競技は午前7時から午後7時までの12時間。下地与那覇前浜のスイム3㌔でスタートし、バイク123㌔、ラン35㌔の3種目で競われる。